アメリカ合衆国

平成29年1月6日

 本6日午前9時40分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ジョセフ・バイデン米国副大統領(Joseph R. Biden, Vice President of the United States of America)との間で電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 安倍総理大臣から,この4年間,バイデン副大統領の力強い支援もあり,日米同盟は経済,安全保障,人的交流を含む幅広い分野での協力を深めた,かつて敵国として戦った日米は,現在はかつてないほど強固な「希望の同盟」である,私は,昨年5月に広島で,そして12月には真珠湾で,オバマ大統領と共に,日米の和解の価値を世界へ向けて発信することができた,日米同盟のこのような深化・発展の背景には,バイデン副大統領のような強力な理解者の存在があったことを,私は忘れることはない,改めて感謝したい旨述べました。

2 これに対してバイデン副大統領から,安倍総理大臣のリーダーシップと勇気により,日米同盟はこれまで以上に強固なものとなった,昨年12月に行われた安倍総理大臣の真珠湾でのステートメント別ウィンドウで開くは,和解とは何かを示すものであった,安倍総理大臣は,地域が必要としているリーダーシップを提供しており,安倍総理大臣のリーダーシップに感謝したいとの発言がありました。

3 また,バイデン副大統領から,米国政府として慰安婦問題に関する日韓合意を支持しており,これが双方によって着実に履行されることを強く期待する旨の発言があったのに対し,安倍総理大臣から,日韓両政府が責任をもって実施していくことが引き続き重要であり,これに逆行することは建設的でない旨説明しました。


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