アメリカ合衆国
クリントン元米国務長官による安倍総理大臣表敬
平成28年9月19日


米国時間19日(月曜日),米国を訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,午後6時過ぎ(日本時間20日(火曜日)午前7時過ぎ)から約50分間,ヒラリー・クリントン元米国務長官(Hillary Rodham Clinton, former Secretary of State of the United States of America)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理から,一連のテロにお見舞いを申し上げる,再会をうれしく思う,女性が輝く社会実現の取組を最初に支持して頂き感謝する,経済成長には女性の潜在力の解放が不可欠との考えに共感する,アジア・太平洋の安全保障環境は厳しく,希望の同盟として地域,世界に貢献するためにも,日米同盟を更に強化していきたいと述べました。
2 これに対し,クリントン元国務長官からは,総理にお会いでき重要な課題について話すことをうれしく思う,日米関係は,地域,世界の平和,繁栄にとって重要である,本日は北朝鮮,海洋安全保障を含む幅広い事項につき話をしたい,安倍総理の女性のエンパワーメント政策を賞賛する,女性活躍促進政策を賞賛する,アベノミクスについてもお聞きしたい,テロに関する言葉に感謝する,テロ対策の努力を倍増しなければならないと述べました。
3 表敬において,両者は,日米同盟強化の方途や,北朝鮮,中国や海洋を含む地域情勢等について幅広く意見交換を行いました。また,安倍総理は,TPPを提起し,双方は,本件に関する各々の周知の基本的立場を,それぞれ述べあいました。