アメリカ合衆国
日米外相電話会談
平成28年5月26日
25日,午後7時45分頃から約30分間,岸田文雄外務大臣は,ジョン・ケリー米国国務長官(The Honorable John F. Kerry, Secretary of State of the United States)と日米外相電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 ケリー長官から,沖縄での事件について,我々は皆,深い悲しみと犯人への怒りを感じている,犠牲者の御遺族及び友人の方々に深い謝罪の意を表明する旨述べました。これに対して,岸田大臣から,強く抗議するとともに,このような悲劇が二度と繰り返されることのないよう、捜査への全面的な協力,綱紀粛正と再発防止の徹底を強く求めました。
2 岸田大臣から,伊勢志摩サミットを米国と協力して成功させたい,サミット後のオバマ大統領の広島訪問は,「核兵器のない世界」を目指す国際的機運を再び盛り上げる極めて重要な歴史的機会であり,心より歓迎したい,ケリー長官の広島におけるすばらしいメッセージや行動が歴史を動かしたと思う旨述べ,改めて感謝の意を表しました。これに対し,ケリー長官から,先般の広島訪問は,大変感動的な経験であった,大統領の訪問が良いものになることを確信している旨述べました。
3 このほか,両外相は,G7伊勢志摩サミットの成功に向けた様々な課題について意見交換を行いました。