カナダ

平成30年4月22日
日・カナダ外相署名
日・カナダ外相会談(写真1)
日・カナダ外相会談(写真2)

1 4月21日午後6時05分(日本時間22日午前7時05分)から約40分間,G7外相会合出席のためトロントを訪問中の河野太郎外務大臣は,クリスティア・フリーランド・カナダ外務大臣(The Honourable Chrystia Freeland, Minister of Foreign Affairs of Canada)と日・カナダ外相会談を行ったところ,概要以下のとおりです。
 (1)両外相は,今般のG7外相会合及び6月のG7サミットにおいて,北朝鮮を含む諸課題について,G7として力強いメッセージを発出すべきことを確認しました。
 (2)北朝鮮に関し,両外相は,核武装した北朝鮮は決して認められず,北朝鮮による完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な方法での全ての大量破壊兵器及びあらゆるミサイルの廃棄を実現するため,最大限の圧力を継続していく必要があるとの認識で一致しました。また,安保理決議の実行性を確保するため,「瀬取り」への対応を含め,北朝鮮による制裁回避に協力して対処していくことで一致しました。
 (3)更に,両外相は,TPPを含む経済問題や,地域および国際社会における諸課題について意見交換を行いました。

日・カナダACSA署名
日・カナダACSA署名交換

2 日・カナダ外相会談の冒頭,両外相は,「日本国の自衛隊とカナダ軍隊との間における物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とカナダ政府との間の協定」(略称:日・加物品役務相互提供協定(日・加ACSA)和文(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く仏文(PDF)別ウィンドウで開く)への署名式を行い,日加間の安全保障協力を一層促進させることで一致しました。
 日・加ACSAは,自衛隊とカナダ軍隊との間において,物品・役務を相互に提供する際の決済手続等の枠組みを定める協定であり,両者の間で物品・役務の提供を円滑かつ迅速に行うことができるようになることが期待されます。


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