G7/G8

平成28年5月26日
安倍晋三日本国内閣総理大臣,ドナルド・トゥスク欧州理事会議長,ジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長,フランソワ・オランド・フランス大統領,アンゲラ・メルケル・ドイツ首相,マッテオ・レンツィ・イタリア首相及びデービッド・キャメロン英国首相は,G7伊勢志摩サミットの機会に,次の共同ステートメントを行った。

「我々,日本,EU,フランス,ドイツ,イタリア及び英国の首脳は,G7伊勢志摩サミットの機会に,本年5月3日の日EU首脳会談の際に両首脳がそれぞれの交渉官に日EU経済連携協定(EPA)/自由貿易協定(FTA)交渉を加速することを指示することで一致したことを歓迎するとともに,本年のできる限り早期に大筋合意に達するとの我々の強いコミットメントを再確認した。

我々は,我々の交渉官の過去3年間の作業及びこれまでの大きな進展を称賛する。我々の全面的な後押しを得て,交渉官は,我々の強固な貿易経済パートナーシップを更に確固たるものとする,包括的で,レベルの高い,かつ,バランスの取れた協定に向け,先に述べたタイムラインに沿って,建設的な姿勢で相互信頼に基づき,全ての種類の関税及び非関税措置等のあらゆる主要課題を含む合意に達するための道筋をつけて交渉を前進させるため,今後数か月にわたり,必要な努力を行うことを付託される。

我々は,日EU・EPA/FTAの戦略的な重要性を認識しつつ,より強固で,持続可能な,かつ,均衡のとれた成長を促進し,並びに日本及びEUにおけるより多くの雇用及び経済的機会の創出並びに国際競争力の強化に資する,自由で,公正な,及び開かれた国際貿易経済システムの構築に引き続きコミットする。」

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