カタール国
薗浦内閣総理大臣補佐官のカタール訪問(結果)
平成29年8月6日
1 本6日(現地時間5日),カタール国を訪問中の薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官は,ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニー・カタール国外務大臣(H.E. Sheikh Mohammed bin Abdulrahman Al-Thani, Minister of Foreign Affairs of the State of Qatar)と会談を行いました。なお,この会談は薗浦補佐官が外務副大臣としての本年6月25日のアブダッラー・アラブ首長国連邦(UAE)外務・国際協力大臣との会談,また7月13日のサバーハ・ハーリド・クウェート国外務大臣との会談に続くものです。
2 会談において,薗浦補佐官から,本年7月の九州北部豪雨被害に対する,タミーム・カタール首長から安倍総理大臣へのお見舞いに謝意を述べるとともに,最近のカタールをめぐる情勢に関して,中東の平和と安定には湾岸協力理事会(GCC)の結束が重要であり,本件が対話によって早期に解決されることを期待している,その観点からクウェートによる仲介努力を支持しているとの我が国の立場を伝達しました。
3 これに対し,ムハンマド外務大臣からは,日本との関係は重要である,カタールとしてはエスカレートすることなく対話により解決したいと考えている,本件に対する日本の努力に感謝する旨の発言がありました。
4 また,薗浦補佐官から,本件による日本企業の経済活動への悪影響に対する懸念を表明し,カタール側に特段の配慮を求めたところ,ムハンマド外務大臣から,日本企業はカタールの発展のために重要であり,その活動については考慮したいとの反応がありました。
5 その他,両者は北朝鮮情勢について意見交換を行いました。