カタール国

平成29年6月28日

 本28日,午後4時40分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,シェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ・カタール国首長(H. H. Sheikh Tamim Bin Hamad Al-Thani, Emir of the State of Qatar)との間で電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 安倍総理大臣からタミーム首長に対し,我が国は地域の安定を重視しており,カタールを巡る情勢につき友好的な対話を通じて問題が解決され,対テロ・過激主義の観点からも,湾岸協力理事会(GCC)の結束が維持されることを期待する,我が国はクウェートの仲介努力を支持しており,この問題が平和裏に決着することを期待する旨述べました。

2 これに対し,タミーム首長から,日本との関係は重要であり,このような状況下においてもエネルギーを日本に安定的に供給する方針は変わらない,近隣の国々との関係には困難があるがカタールとしてはエスカレートすることなく友好的に解決したいと考えている旨の発言がありました。

3 また,安倍総理大臣から,カタールは我が国にとって重要であり,エネルギー分野に留まらず,政治・経済・安全保障を含めた包括的パートナーシップを一層強化していく旨を伝えたところ,先方から同感であるとの発言がありました。


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