カタール国
日・カタール首脳会談
平成28年9月19日


本19日午前11時10分(NY時間)から約25分間,安倍晋三内閣総理大臣は,カタール国連代表部にて,タミーム・カタール国首長(His Highness Sheikh Tamim bin Hamad Al-Thani, Emir of the State of Qatar)と日・カタール首脳会談を行ったところ,概要以下のとおりです。
1 安倍総理大臣からタミーム首長に対して,一年ぶりの再会,7回目の会談を楽しみにしていた,本年4月の熊本地震に際するお見舞いと支援提供の申し出に感謝,また,東日本大震災後に課された日本産食品輸入規制の撤廃に向けた今般の決定を歓迎する旨述べた上で,主要なLNG供給国であり地域の安定勢力たるカタールを重視している,政治・経済・文化の幅広い分野で二国間関係を更に発展させるべく,引き続き手を携えたい旨述べました。
2 これに対し,タミーム首長から,日本とはこれまで強固な経済・投資関係を築いているが,それが最近政治分野にも拡大している,今後も日本とのこうした戦略的関係を強化したい旨の発言がありました。
3 また,安倍総理大臣から,10月3日よりカタールの一般旅券所持者に対する数次査証の導入を決定した,両国の人的交流の加速化に期待する旨述べました。これに対し,タミーム首長は歓迎の意を表しました。
4 安倍総理大臣とタミーム首長は,中東地域情勢についての意見交換を行いました。