カタール国

平成27年9月28日
(画像1)メイン画像1 タミーム・カタール首長と握手する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
(画像2)メイン画像2 日・カタール首脳会談
(写真提供:内閣広報室)

 9月27日午前9時48分から約40分間,安倍晋三内閣総理大臣は,カタール国連代表部にて,タミーム・カタール国首長(His Highness Sheikh Tamim bin Hamad Al-Thani, Emir of the State of Qatar)と日・カタール首脳会談を行ったところ,概要以下のとおりです。

冒頭

 安倍総理大臣からタミーム首長に対して,本年2月に日本でお会いして以来,6回目の再会を嬉しく思う,近年,日・カタール関係は,経済関係を超えた「包括的パートナーシップ」の下,様々な分野で深化しており大変喜ばしい,今後ともカタールと密接な協力関係を構築していきたい旨述べました。これに対し,タミーム首長から,エネルギーを含む幅広い分野で二国間関係が増進していることを嬉しく思う旨発言がありました。

二国間関係

 安倍総理大臣から,カタールからのLNG安定供給の重要性について述べたほか,9月に国会で承認された日カタール租税協定が更なる経済活動の促進につながることを確信する旨述べました。これに対し,タミーム首長からは,日本はカタールにとって重要なパートナーであり,今後は,両国間の投資活動の活性化に加え,安全保障・防衛等を含む多角的な分野での関係を一層強化していきたいとの考えが示されました。

地域情勢等

 安倍総理大臣とタミーム首長は,イエメン,ISIL等を含む地域情勢についても意見交換を行いました。安倍総理大臣からは,「中庸が最善」の精神の下,国づくりや人づくりといった日本の強みを活かした中東支援を行っていくとの考えを伝え,地域の安定化に向けて両国が緊密に協力していくことを確認しました。また,安倍総理から平和安全法制の成立について紹介したところ,タミーム首長から同法制の成立に祝意と強い歓迎の意が表明されました。


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