安倍総理大臣
エブテカール・イラン副大統領兼環境庁長官による安倍総理表敬


本3日午後4時から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,来日中のマースーメ・エブテカール・イラン・イスラム共和国副大統領兼環境庁長官 (H.E. Dr. Masoumeh Ebtekar, Vice-President and Head of Department of Environment of the Islamic Republic of Iran) による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理より,来日を歓迎しつつ,昨年の国連総会でのローハニ大統領との会談,岸田大臣のイラン派遣など二国間交流が活発化していることを嬉しく思う旨述べました。また,伝統的に深い友好関係である両国関係には発展の潜在力があるとしつつ,環境分野はローハニ大統領との間で一致した協力の柱の一つであり,昨日(2日),石原環境大臣との間で協力覚書に署名したことを歓迎すると述べました。さらに,イランではエブテカール副大統領兼環境庁長官のように女性が活躍しているとしつつ,日本も「女性が輝く社会」の実現に向けて努力しており,この分野においてイランとの間で協力していきたい旨述べました。
2 これに対して,エブテカール副大統領兼環境庁長官は,今回の訪日に際する日本政府のおもてなしに謝意を述べつつ,環境分野における二国間の協力を強化したいとのローハニ大統領からの安倍総理宛親書を手交し,ローハニ政権発足後,両国関係の新たな時代が開かれており,多くの分野で両国の潜在力を活用したい旨述べました。
3 さらに安倍総理から,ローハニ政権のこれまでの努力を評価するとしつつ,核問題の最終的な解決への期待を表明し,ローハニ大統領にもこの旨伝えてほしいと述べました。これに対して,エブテカール副大統領兼環境庁長官は,ローハニ大統領に伝達すると述べました。