アラブ首長国連邦

令和5年10月10日

 現地時間10月10日午後4時10分(日本時間同日午後6時10分)から約20分間、ベトナムを訪問中の上川陽子外務大臣は、パレスチナ・イスラエルを巡る情勢について、アブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アラブ首長国連邦(UAE)外務大臣(H.H. Sheikh Abdullah bin Zayed Al Nahyan, Minister of Foreign Affairs of the United Arab Emirates)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. アブダッラー外相から、現地の情勢についての深刻な懸念を共有する旨発言があった上で、本件事案を受けたUAEの外交努力について説明がありました。
  2. 上川大臣から、(1)パレスチナ・ガザ情勢を深刻な懸念を持って注視している、(2)今般のハマス等のパレスチナ武装勢力による攻撃について、極めて多くの罪のない一般市民が犠牲となっていることに大変心を痛めている、(3)多数の市民が人質となっており、これらの人々が一刻も早く解放されることが重要である旨強調し、こうした人々に対する攻撃や誘拐はどのような理由であれ正当化しえず、日本としてこれを強く非難する旨述べました。
  3. また、上川大臣から、本件に関するUAEの外交努力を評価するとともに、日本としても、事態の更なるエスカレーションを防ぐべく様々な関係者と意思疎通しているところであり、UAEとともに引き続き連携して取り組んでいきたい旨述べました。その上で、両大臣は、安保理の場を含め、引き続き連携して取り組んでいくことを確認しました。

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