チュニジア共和国
日・チュニジア首脳テレビ会談
令和4年8月26日
(写真提供:内閣広報室)
8月26日、19時30分から約50分間、岸田文雄内閣総理大臣は、カイス・サイード・チュニジア共和国大統領(H.E. Mr. Kais SAIED, President of the Republic of Tunisia)と首脳テレビ会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理大臣からサイード大統領に対し、同大統領の協力を得て、TICAD8を成功に導きたい旨述べました。これに対しサイード大統領から、TICAD8の成功のため全力で取り組みたい旨述べました。
- 続いて、岸田総理大臣から、日本として、チュニジアが現在取り組んでいる政治・経済改革に注目しており、12月の国民議会選挙が、国民の広汎な支持を得て適切に実施されることを期待している旨伝えるとともに、チュニジアにおける「社会保障強化支援計画」に対して120億円を限度とする円借款を供与する方針であること、経済協力や財政支援等を通じて二国間関係を引き続き強化していく考えであることを表明しました。これに対し、サイード大統領から選挙の成功を自分も強く望んでいると述べるとともに、これまでの日本の支援や投資に加え、今回表明された支援に対しても深い謝意が表明されました。
- さらに、岸田総理大臣から、ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがすものであり、国際社会が協調して対応していくことが重要である旨強調し、両首脳は、問題の早期解決を図ることが重要であるとの認識で一致しました。
- このほか、両首脳は、地域情勢及び核軍縮・不拡散等グローバルな諸課題について意見交換を行い、両国が連携して対応していくことを確認しました。