ヨルダン
第1回日・ヨルダン外相間戦略対話
平成30年12月14日
本14日,午後8時(現地時間。日本時間15日午前3時)から約40分間,ヨルダンを訪問した河野太郎外務大臣は,アイマン・サファディ・ヨルダン・ハシェミット王国外務・移民大臣(H.E.Mr.Ayman Safadi, Minister of Foreign Affairs and Expatriates of the Hashemite Kingdom of Jordan)と第1回日ヨルダン外相間戦略対話(注)を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,会談に引き続き,サファディ外務大臣主催夕食会が行われました。
- 冒頭,サファディ外務大臣から,11月末のアブドッラー国王の訪日の成功に感謝する,同訪日から時を置かずに第一回外相間戦略対話を開催できることを歓迎する,ヨルダンは中東地域の平和と安定のために日本が果たす役割を高く評価しており,引き続き地域の平和と安定のために緊密に連携していきたい旨の発言がありました。
- これに対し,河野大臣は,先月の国王訪日は大変有意義であり,日本とヨルダンの戦略的パートナーシップの発展に道筋をつけるものであった,今般外相間戦略対話を早速実施できることを歓迎する,ヨルダンが多くのシリア難民を受け入れ寛大な対応をとっていることを高く評価する,日本としてはそうしたヨルダンを引き続きしっかりと支援していく,ヨルダンの安定は地域の安定にとっても重要である旨を述べました。
- その後,両者は,中東和平,シリア情勢,湾岸情勢を含む中東地域情勢,北朝鮮問題等について幅広く意見交換を行いました。また,両者は,アカバ・プロセスなど,過激主義対策などについても協力していくことを確認しました。
(注)2018 年11 月27 日の日ヨルダン首脳会談(於:東京)において,外相間戦略対話を今後実施していくことについて合意したことを受け,今般第1回を実施したもの。