外務報道官談話

平成29年2月2日

1 今般,イスラエル政府はヨルダン川西岸における約3,000棟の入植地住宅建設計画を承認した旨,発表しました。我が国を含む国際社会の再三の呼びかけにもかかわらず,イスラエル政府が入植活動を継続していることに対して我が国として強い遺憾の意を表明します。

2 入植活動は国際法違反であり,我が国は,イスラエル政府に対し,入植活動の完全凍結を繰り返し呼びかけてきました。我が国は,イスラエル政府に対し,二国家解決の実現を損なうような入植地建設計画を実施しないよう改めて強く求めます。

(参考)
 1月31日(現地時間),イスラエル政府は,ヨルダン川西岸の複数入植地における計約3,000棟のユダヤ人住宅建設を承認した旨発表。
 内訳は,アルフェイ・メナシェ入植地700棟,ベイト・アリエ入植地650棟,ベイタール・イリット入植地650棟,オラニット入植地200棟,ノクディーム入植地150棟,ギヴアット・ゼエヴ入植地150棟,カルネイ・ショムロン入植地100棟,シロ入植地100棟,メツドット・イェフダ入植地100棟,クファール・エルダッド入植地80棟,シャヴェイ・ショムロン入植地70棟,ノフィーム入植地50棟,エフラット入植地30棟。


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