外務報道官談話
イスラエルによる入植地建設計画の推進について(外務報道官談話)
平成29年1月25日
1 今般,イスラエル政府が東エルサレム及びヨルダン川西岸において入植地建設計画を承認したとの情報に接し,我が国を含む国際社会の再三の呼びかけにもかかわらず,イスラエル政府が入植活動を継続していることに対して我が国として強い遺憾の意を表明します。
2 入植活動は国際法違反であり,我が国は,イスラエル政府に対し,入植活動の完全凍結を繰り返し呼びかけてきました。我が国は,イスラエル政府に対し,二国家解決の実現を損なうような入植地建設計画を実施しないよう改めて強く求めます。
(参考)
現地情報によれば,1月22日(現地時間),エルサレム市住宅建設委員会は,東エルサレムの入植地における566棟の住宅建設を承認した。内訳は,ラマット・シュロモ入植地:174棟,ラモット入植地:324棟,ピスガット・ゼエヴ入植地:68棟。また,報道によれば,1月24日,イスラエル政府はヨルダン川西岸の入植地において計2,500戸の建設を承認した。