イスラエル国
「東北-イスラエル・スタートアップ・グローバルチャレンジ・プログラム」キックオフイベントにおける茂木大臣ビデオメッセージの発出
7月28日、駐日イスラエル大使館及びJETROの主催により、「東北-イスラエル・スタートアップ・グローバルチャレンジ・プログラム」のキックオフイベントが、仙台市内の会場とオンラインとのハイブリッド形式で開催され、茂木敏充外務大臣から以下のビデオメッセージを発出しました。
この度の、「東北-イスラエル・スタートアップ・グローバルチャレンジ・プログラム」のキックオフイベントの開催に、心からお祝い申し上げます。
東日本大震災から10年という節目に際し、改めて犠牲となられた方々の御冥福をお祈りするとともに、御遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。イスラエルは、外国政府として初めて医療支援チームを日本に派遣し、その後も継続的に東北支援事業を展開していただきました。この機会に改めて感謝申し上げます。
先週開会した東京オリンピックに関して、イスラエルの「復興ありがとうホストタウン」である宮城県亘理町(わたりちょう)では、イスラエル選手の応援を始め、様々な交流が生まれていると伺っています。この大会は、震災からの復興を遂げつつある日本の姿を、これまで多大なご支援を頂いたイスラエルの皆様に伝える機会にもなると考えます。
本日、「日本一起業しやすいまち」を目指す仙台市を舞台に、キックオフイベントが開催されます。この事業を支援するのは、「中東のシリコンバレー」とも呼ばれ、起業の知見が豊富なイスラエルの専門家です。イスラエルは地域の起業を進める上で、まさに最適なパートナーです。
私自身、2014年に経済産業大臣として初めてイスラエルを訪問した経験から、日本とイスラエルの関係発展には強い思い入れがあります。当時経済大臣だったベネット首相も含め、様々な関係者と率直に意見を交わし、先端技術やITなどイスラエルの経済成長のポテンシャルを実感しました。
来年は両国の外交関係樹立70周年です。私自身も、二国間の絆を一層深めていく考えです。
ありがとうございました。
[参考]東北-イスラエル・スタートアップ・グローバルチャレンジ・プログラム
駐日イスラエル大使館及びJETROの主催により、イスラエルの専門家・起業家がレクチャー・メンタリングを実施することで、東北スタートアップ企業のレベルアップを図る事業。