ウルグアイ東方共和国
日・ウルグアイ首脳会談

(写真提供:内閣広報室)

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本6日午後6時20分より約40分間,安倍晋三内閣総理大臣は,実務訪問賓客として訪日中のタバレ・ラモン・バスケス・ロサス・ウルグアイ東方共和国大統領(H.E.Dr. Tabaré Ramón VÁZQUEZ ROSAS, President of the Oriental Republic of Uruguay)と首脳会談を行い(先方:ロドルフォ・グスタボ・ニン・ノボア外相,ダニロ・アストリ経済財務大臣他同席,当方:世耕弘成内閣官房副長官他同席),その後,共同記者発表を行ったところ,概要は以下のとおりです。

(写真提供:内閣広報室)

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1 首脳会談冒頭,安倍総理大臣から,バスケス大統領の訪日を歓迎し,安定した民主主義国家であり,伝統的に自由で開放的な政策をとるウルグアイは,南米の中でも重要なパートナーである旨述べました。
2 これに対し,バスケス大統領から,訪日招待いただき感謝する,長年にわたる日本との友好関係について,ウルグアイ国民からの感謝の意を表明する旨の発言がありました。また,バスケス大統領から,ウルグアイ産生鮮牛肉の日本輸入の早期解禁への期待が表明されました。
3 二国間関係
(1)安倍総理大臣は,南米地域の物流ハブとしてのウルグアイの地理的重要性を強調し,同国に進出する日本企業に対する支援への期待を表明し,両首脳は,両国間の貿易・投資増加に向けて協力することで一致しました。
(2)安倍総理大臣から,日本の国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から,世界の平和,安定及び繁栄のための取組を一層強化する旨表明し,平和安保法制(PDF)について説明しました。これに対し,バスケス大統領は,日本が戦後70年一貫して平和国家としての道を歩んできたこと,及びPKOへの更なる貢献を含め,世界の平和に対し貢献することを表明したことを評価しました。
4 国際場裡における協力
両首脳は,両国が2016年及び2017年の同時期に国連安保理非常任理事国を務めることに互いに祝意を表し,国連安保理改革についても引き続き協力していくことで一致し,バスケス大統領は,日本が常任で役割を果たすことを支持しました。
5 その他,東アジアを含む現下の国際情勢,世界貿易機構(WTO),環境問題等多様な分野について意見交換をしました。
6 会談後,両首脳は,両国間に存在する政治,経済,文化等の多様な分野における協力を含む歴史的友好関係を一層強化することを確認するため,共同宣言(PDF)を発出しました。
7 会談後の夕食では,非常に和やかな雰囲気で,日・ウルグアイ関係を含む幅広い話題について意見交換が行われました。

(写真提供:内閣広報室)

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