ブラジル連邦共和国
日・ブラジル首脳会談
令和元年6月29日



本29日,午後0時頃から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,G20大阪サミット出席のため訪日中のジャイル・ボルソナーロ・ブラジル連邦共和国大統領(H.E. Mr. Jair Bolsonaro, President of the Federative Republic of Brazil)との間で首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,安倍総理大臣から,訪日への歓迎の意を表し,「本年1月のダボス会議以来再会でき喜ばしい」と述べたのに対し,ボルソナーロ大統領から,「ダボスでは実り多い議論ができた,安倍総理大臣と再会でき喜ばしい」と述べました。
- 続いて,安倍総理大臣から,二国間関係について「ボルソナーロ大統領の諸改革への取組を評価する,日伯インフラ協力会合や日伯貿易投資促進・産業協力合同委員会等,日・ブラジル間の対話の枠組みを活用して両国の貿易・投資を一層促進したい,経済分野のみならず,治安,防災,環境保全,刑事司法,教育,ベネズエラ避難民支援等の幅広い分野での協力の進展を歓迎する」と述べました。また,両首脳は,日・ブラジル間の「架け橋」としてブラジルの日系社会が大きな役割を果たしていることで一致しました。
- さらに,安倍総理大臣から,大阪サミットについて「G20として結束し,世界経済の成長に焦点を当てた力強いメッセージを出したく,協力を得たい」旨述べ,両首脳はサミットの成功にむけて協力していくことを確認しました。
- 両首脳は,両国間で幅広い分野における協力を一層推進することで認識を共有しました。
[参考1]日伯インフラ協力会合
日本の質の高いインフラの導入推進を目指して日本・ブラジル両国の官民双方が参加する枠組みとして,2017年8月第一回会合を開催。本年6月11日に三回目となる会合を開催。日本からは外務省,経済産業省,国土交通省,総務省,JICA等の政府機関に加え,日本企業も多数参加。
[参考2]日伯貿易投資促進・産業協力合同委員会
日本の産業界がブラジル政府に対して,貿易及び投資を促進するにあたり,ビジネス環境上の問題を提起する場として2008年に設立。我が国経済産業省及びブラジル経済省の次官級をヘッドとするメンバーで構成。