中南米
第3回日・ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)拡大トロイカ外相会合
令和7年9月22日

現地時間9月22日午後6時15分(日本時間23日午前7時15分)から約45分間、国連総会出席のためニューヨークを訪問中の岩屋毅外務大臣は、中南米諸国全33か国が加盟するラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)の拡大トロイカ(コロンビア(現議長国)、ホンジュラス(前議長国)、ウルグアイ(次期議長国)及びジャマイカ(カリブ共同体(カリコム)議長国))の外相等と会合を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、日本と中南米諸国の友情は、価値と原則の共有、対話と協調で培った信頼関係を礎に築かれ、強化されてきた旨述べました。また、中南米諸国は市場及びグローバル製造拠点としての魅力を増しており、共に成長する経済パートナーとしての絆を強化したい旨述べました。
- また、会合では、岩屋大臣から、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性について強調するとともに、日本として、昨年2月に発表した「中南米外交イニシアティブ」に基づき、CELACとの対話・連携を通じて、国際情勢・課題への対処について共通認識を醸成していきたい旨述べました。
これに対し、CELAC側からは、日本は伝統的なパートナーであり、長年にわたる日本の協力に感謝する、今後とも気候変動、保健、エネルギー、持続可能な開発等の幅広い分野で日本と更に協力していきたい旨の発言がありました。 - このほか、出席した外相らは、双方の地域情勢や、安保理改革含め国際場裡における協力について意見交換しました。特に、北朝鮮による核・ミサイル開発に対する深刻な懸念が共有されるとともに、岩屋大臣から、拉致問題の即時解決について引き続きの理解と協力を求めました。
(参考)第3回日・CELAC拡大トロイカ外相会合出席者(CELAC側)
- ロサ・ジョランダ・ビジャビセンシオ・マピ・コロンビア外務大臣(H. E. Ms. Rosa Yolanda Villavicencio Mapy)
- ハビエル・エフライン・ブ・ソト・ホンジュラス外務国際協力大臣(H. E. Mr. Javier Efrain Bu Soto)
- マーティン・ヴィダル・ウルグアイ外務省政治局長(Mr. Martin Vidal)
- カミナ・ジョンソン=スミス・ジャマイカ外務・貿易大臣(Senator the Hon. Kamina Johnson Smith)