パナマ共和国

平成28年4月21日
儀じょう隊による栄誉礼及び儀じょう (写真提供:内閣広報室)
日・パナマ首脳会談 (写真提供:内閣広報室)
円借款の交換公文署名式に立ち会う両首脳 (写真提供:内閣広報室)
フアン・カルロス・バレーラ・ロドリゲス・パナマ大統領及び同令夫人一行が,4月17日(日曜日)から21日(木曜日)まで日本を訪問したところ,その概要と評価は以下のとおりです。

評価

バレーラ大統領の訪日は,安倍総理大臣の対中南米外交における3つの指導理念である「発展を共に」,「主導力を共に」,「啓発を共に」を実現する非常に有意義な機会となった。

1 「発展を共に」に関しては,両首脳立ち会いの下,円借款「パナマ首都圏都市交通3号線整備計画」に関する交換公文等の署名・交換式が行われた。

2 「主導力を共に」に関しては,両首脳は,安保理改革等,国際場裡における日本とパナマの協力関係を更に強化していくことで一致した。
また,バレーラ大統領から,我が国の「平和安全法制」を含む「積極的平和主義」に対する理解と支持が表明された。
更に,国際的な租税回避問題に関しても,両首脳は,安倍総理大臣から,各国が国際的協調の枠組みの中で対応することの重要性に言及した。その一環として,OECDが策定した金融口座の情報交換のための国際基準へのパナマのコミットを確認し,両首脳は,当該情報交換に必要な自動的情報交換の規定を含む日・パナマ租税情報交換協定の正式協議を早期に開始することで合意した。

3 「啓発を共に」に関しては,安倍総理大臣から,今後,パナマの若手リーダーの日本への招へいを拡大することを表明するとともに,パナマの外交・公用旅券所持者に対する査証免除措置の導入を決定した旨伝えた。これに対し,バレーラ大統領からは,招へい事業への支持及び査証免除措置導入決定への評価が表明された。

概要

主要日程

4月18日(月曜日)
  • 多摩モノレール試乗
4月19日(火曜日)
  • 天皇皇后両陛下御会見
  • パナマ投資セミナー
  • 訪日記念レセプション
4月20日(水曜日)

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