パナマ共和国

日・パナマ首脳会談

平成31年4月4日

英語版 (English)

  • 握手を交わす両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
  • 日・パナマ首脳会談
    (写真提供:内閣広報室)
  • 共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)

 4日午後6時20分頃から約35分間,安倍晋三内閣総理大臣は,実務訪問賓客として訪日中のフアン・カルロス・バレーラ・ロドリゲス・パナマ共和国大統領(H.E. Mr. Juan Carlos Varela Rodriguez, President of the Republic of Panama)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。会談には,西村康稔内閣官房副長官及び野上浩太郎内閣官房副長官他が同席しました。

 首脳会談後,両首脳による共同記者発表が行われました。その後,安倍総理大臣主催の夕食会が和やかな雰囲気の中で行われ,両国関係の幅広い話題に会話が及びました。

1 冒頭発言

(1)安倍総理大臣から,バレーラ大統領の3年ぶりの再訪日を歓迎,日本とパナマは普遍的価値を共有し,115年の長い関係を有する重要なパートナーである旨強調するとともに,同国はパナマ運河も擁する地政学的に重要な国であると述べました。

(2)これに対し,バレーラ大統領から,今回の訪日招待に謝意を表した上で,両国が民主主義等の価値を共有するパートナーである旨同意するとともに,安倍総理大臣とは自身の任期中5回お会いして二国間関係を強化してきた旨述べました。

2 二国間関係

(1)安倍総理大臣から,中南米との連結性を多面的に強化すべく取り組んでいる日本にとってパナマとの経済関係はモデルケースの一つであり,共有された価値の下,太平洋をまたいだパートナーとして連携していきたい旨述べました。

(2)また,安倍総理大臣から,2016年の拡張パナマ運河の運用開始により,エネルギー安全保障の観点から日本にとってパナマの重要性は一層大きくなっており,国際公共財であるパナマ運河の利用について今後も緊密に協議していきたい旨伝えました。

(3)さらに,安倍総理大臣から,前回の同大統領の訪日の際に署名式が行われたパナマ・メトロ3号線事業について,日本のモノレール技術の導入が正式に決定されたことを歓迎するとともに,パナマ国民の期待に応えるべく,同事業の早期着工に向けて引き続き支援いただきたい旨伝えました。

(4)これに対し,バレーラ大統領から,多くの日本企業がパナマに進出していることを歓迎するとともに,引き続きパナマ運河の効率的かつ経済的な運営に努めていきたい旨述べました。

(5)さらに,バレーラ大統領から,パナマ湾浄化計画やパナマ運河拡張計画,そしてパナマ・メトロ3号線事業への日本の協力に改めて謝意が表されるとともに,明日,安倍総理大臣の故郷でもある山口県の鉄道車両製造工場を訪れることを楽しみにしている旨述べました。

 [参考] パナマ・メトロ3号線事業
(1)パナマ首都圏西部地域と中心部をつなぐ都市交通3号線を,十分な安全性かつ信頼性のある都市交通システムとしての商業運行実績を有する質の高いモノレールの車輌及びシステムの導入を通じて整備することにより,都市交通機能の改善及び二酸化炭素排出削減を図り,もって同国の持続可能な経済成長に寄与するもの。
(2)バレーラ大統領の前回訪日(2016年)の際に行われた日・パナマ首脳会談後,両首脳立ち合いの下,円借款「パナマ首都圏都市交通3号線整備計画」に関する交換公文(E/N)及び借款契約(L/A)を署名。
(3)2018年8月,日立製作所,三菱商事及びアンサルド(日立の子会社)は,指定サブコントラクターとして,モノレールの車輌・システムを受注することでパナマ・メトロ公社と合意し,同合意はパナマ政府により閣議決定された。

3 国際場裡での協力及び地域情勢

(1)両首脳は,北朝鮮情勢を始めとする地域情勢についても議論を行いました。また,安倍総理大臣から拉致問題の早期解決への理解と協力を求め,バレーラ大統領の支持を得ました。

(2)また,両首脳は安保理改革を含む国際場裡における協力関係を深化させていくことで一致しました。


このページのトップへ戻る
パナマ共和国へ戻る