安倍総理大臣
ミード・メキシコ外務大臣の安倍総理大臣表敬


本27日,午前10時35分から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,外務省賓客として訪日したホセ・アントニオ・ミード・クリブレーニャ・メキシコ外務大臣(H.E. Dr. José Antonio MEADE KURIBREÑA, Secretary of Foreign Affairs)による表敬を受けました。概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理から,ミード外務大臣の訪日を歓迎すると共に,ペニャ・ニエト大統領とは昨年4月の訪日時を含め4回お会いしていることが示す通り,両国関係は発展してきている旨述べました。また,岸田外務大臣を始め,経済界,議会関係者との会合などを通じ,今回の訪日が両国関係の更なる発展の契機となることを期待する旨述べました。これに対しミード外務大臣から,メキシコとしても日本との一層の関係強化を期待しており,既にペニャ・ニエト大統領からお伝えしているが,メキシコ政府として,安倍総理のメキシコへの招請を改めて確認したい旨述べました。
2 安倍総理から,メキシコは,我が国の対中南米政策の拠点であり,引き続き緊密な対話の継続が重要である旨述べました。これに対しミード外務大臣は,メキシコと日本は,本年,支倉慶長使節団のメキシコ上陸400周年,日墨経済連携協定(EPA)締結10周年,また岸元総理のメキシコ訪問55周年,安倍元外務大臣訪問30周年にあたり,近年,貿易・投資関係も益々進展する特別な関係にある友好国であり,幅広い分野での対話と連携をしていきたい旨述べました。
3 ミード外務大臣より,日本の対メキシコ投資は120億ドルに上り,その半分は過去3年間に実施されている,また日墨貿易額も近年倍増した結果220億ドルに達し,さらにメキシコを訪問する日本人旅行者は10万人を突破するなど,経済関係は緊密化している旨述べました。また,アベノミクスは,メキシコを始め中南米から高い注目を集めていること,そしてその3本の矢は的を射ている旨等述べました。安倍総理より,アベノミクスによる日本経済の内需拡大により,メキシコからの投資も増え,経済関係が更に強化されることを期待する旨述べました。