ジャマイカ
日・ジャマイカ首脳会談
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9月30日(水曜日),14時15分から15時30分(現地時間。日本時間10月1日午前4時15分から5時30分)まで,ジャマイカ訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,シンプソン=ミラー・ジャマイカ首相(The Most Honourable Portia Simpson Miller, Prime Minister of Jamaica)と首脳会談を行ったところ,概要以下のとおりです。今回の安倍総理のジャマイカ訪問は日本の総理大臣による初めての訪問です。
首脳会談に引き続き,シンプソン=ミラー首相と共に,「日・ジャマイカ・パートナーシップ(J-Jパートナーシップ)強化に関する共同声明」(骨子(PDF)/仮訳(PDF)
/英文(PDF)
)に署名を行い,共同記者発表を行いました。
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1 冒頭
(1)冒頭,シンプソン=ミラー首相から,日本の総理の初めてのジャマイカ訪問をジャマイカ政府及び国民を代表して歓迎する旨述べました。安倍総理からは, 2013年のシンプソン=ミラー首相の訪日以来3回目となる同首相との首脳会談は,二国間関係及び日・カリコム関係の深化の証左である旨述べました。
(2)両首相は,昨年の日・カリコム首脳会合で安倍総理が表明した「日本の対カリコム政策」の三本柱(PDF)(第一の柱:小島嶼開発途上国特有の脆弱性克服を含む持続的発展に向けた協力,第二の柱:交流と友好の絆の拡大と深化,第三の柱:国際社会の諸課題の解決に向けた協力)に沿って協力を促進することを確認するとともに,「日・ジャマイカ・パートナーシップ(J-Jパートナーシップ)」を強化することで一致し,それぞれの柱について,以下のとおり議論を行いました。
2 小島嶼開発途上国特有の脆弱性克服を含む,持続的発展に向けた協力
(1)安倍総理から,ジャマイカの要請を踏まえ省エネルギー分野における技術協力プロジェクトの実施を決定した旨伝えたほか,防災分野では,新たな無償資金協力によりジャマイカの自然災害対応能力に資する日本製機材を調達し供与する予定であること及び防災管理能力向上のための広域専門家の派遣中等述べました。さらに,安倍総理は,昨年の日・カリコム首脳会合を踏まえ,日本の新たな開発協力大綱に,一人あたりの所得が一定水準にあっても小島嶼国等の特別な脆弱性を抱える国々に必要な協力を行うと明記した旨説明しました。
これに対しシンプソン=ミラー首相からは,これら分野における我が国の様々な協力について,繰り返し謝意を表明するとともに,日本が一人あたりの所得が一定の水準にあっても小島嶼国等の特別な脆弱性を抱える国々に必要な協力を行うこととしたことに期待を表明しました。
(2)このほか,両首相は,ジャマイカ電力部門への日本企業による貢献,二国間の経済関係について意見交換を行いました。
3 交流と友好の絆の拡大と深化
(1)両首相は,8月の世界陸上北京大会の機会にジャマイカ・チームが鳥取県で事前合宿を行い地元との交流を深めたことを歓迎し,5年後には東京オリンピック・パラリンピックもあり,地方同士の交流がスポーツを通じて活発化することに期待を表明しました。
(2)両首相は,会談後に,一般文化無償「ジャマイカ研究所展示・視聴覚機材整備計画」及び「学術協力に係る上智大学と西インド諸島大学との間の了解覚書」の署名が行われることを歓迎しました。安倍総理から,ジャマイカにおける,IT技術を活用した日本語教育支援及び優秀な日本語学習者の招へい制度を紹介しました。
4 国際社会の諸課題の解決に向けた協力
(1)両首相は,国連安保理改革の重要性につき認識が一致し,引き続き協力していくことを確認しました。さらに,環境・気候変動,防災,北朝鮮問題等についても幅広く議論を行い,両国が今後も国際場裡において緊密に連携していくことを確認しました。また,両首相は,今般の持続可能な開発のための2030アジェンダの採択を歓迎しました。
(2)安倍総理から,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から,地域と国際社会の平和と安定に一層貢献していく旨表明し,今般成立した平和安全法制(PDF)は,国連PKO等に一層の貢献を可能とする旨説明しました。シンプソン=ミラー首相からは,日本の取組を歓迎しました。
(3)安倍総理から,8月に開催した女性国際シンポジウムWAW!2015について説明し,両首相は,「女性が輝く社会」の実現に向けて,今後開催されるWAW!等において協働することで一致しました。