ブラジル連邦共和国
(Federative Republic of Brazil)
ブラジルにある学校を見てみよう!
クリチバ編
ブラジルにある日本人移民によって設立された学校
めぐみ学園は、ブラジル連邦共和国パラナ州において2番目に人口の多いロンドリーナ市にあり、1959年に日本人移民によって設立されました。当初は日本語学校でしたが、現在は私立の幼稚園・小学校で、0~10歳の173名の生徒が通学しています。通学は、生徒の保護者が送り迎えをしています。授業は全日制(8~18時)コースと半日制(13~18時)コースを選択することができ、現在は生徒の30%が全日制、70%が半日制のコースに通っています。また幼稚園・小学校に加えて、11~16歳を対象とした日本語コースがあり、現在は15名の生徒が同コースに通っています。教師は全員で35名います。
私立めぐみ学園幼稚園・小学校
授業は1コマ50分で、小学生の学習科目は国語(ポルトガル語)、算数、歴史、地理、科学、哲学、音楽、体育、美術、英語、日本語です。めぐみ学園は、元々は日本語学校でしたので日本語が履修科目に入っているのが特徴です。英語は3歳から学習をはじめ、6歳以上になると1コマ70分を週2回勉強します。

めぐみ学園の校舎
学年は1月中旬から12月初旬までで、長期休暇は12月上旬~1月中旬の1か月半と7月の2~3週間です。学校の大きな行事は8~11月の間に行われる運動会及び12月に実施される卒業式です。卒業式では全学年の生徒が踊りや演劇などの出し物をし、みんな楽しみにしているそうです。

授業の様子
学校方針
めぐみ学園はブラジルの良いところと日本の良いところをあわせて教育することを方針として掲げています。日本の教育を取り入れているためにブラジルの他の学校よりも少し校則が厳しいそうです。校則の一例としては、携帯電話の利用禁止、サンダル禁止、化粧禁止、学校の制服着用の義務等があります。ピアスを付けることが許されている点が日本の学校とは違います。

授業の様子
放課後や週末などはどのように過ごしているのかな?
授業が終わると家に帰る子供が大半ですが、中には授業後にフットサルや太鼓、柔道を習う子供たちもいるそうです。週末は家族と過ごし、親と一緒に教会へ行く子供が多いとのことです。子供たちは悩みや抱えている問題を最初に親に相談するそうですが(学校の先生は2番目)、親と一緒にいる時間が長いので相談しやすいのかもしれません。
現在、子供たちの間で人気なのはサッカー、ポケモンGO、NARUTO(ナルト)、太鼓等です。ポケモンやNARUTO等の日本のキャラクターは人気があり、子供たちの日本への関心は高まっています。

授業の様子
どんな授業をするのかな?