(写真提供:内閣広報室)
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本25日(日曜日)午前11時30分から約90分間、野田佳彦総理大臣は、実務訪問賓客として来日中のスティーブン・ハーパー・カナダ首相と日加首脳会談及びワーキングランチを行ったところ、概要は以下のとおりです(日本側:玄葉外務大臣、枝野経済産業大臣、長浜官房副長官、長島総理補佐官他、加側:オダ国際協力大臣、ベアード外務大臣、リッツ農務・農産食品大臣、ファスト国際貿易大臣他 同席)。
- 野田総理から、ハーパー首相の来日を歓迎するとともに、東日本大震災におけるカナダの支援及び1年に際してのジョンストン総督及びハーパー首相のステートメントに対する謝意を述べました。これに対してハーパー首相から、改めてお見舞いの言葉が述べられ明26日被災地を訪問する旨発言しました。
- 両首脳は、日加経済連携協定(EPA)交渉を開始することで一致しました。また、両国の環太平洋連携(TPP)交渉参加に向けた関係国との協議の現状について意見交換を行いました。
- 野田総理から、カナダからの天然ガス輸入拡大への関心が高まっている旨述べ、両首脳は、天然ガスを含むエネルギー・鉱物資源分野における民間による協力促進のために政府間でも更なる取組を進めることで一致しました。
- 両首脳は,日加間の安全保障分野の協力の進展を確認し,日加物品役務相互提供協定(ACSA)の交渉を加速させることを確認しました。
- 野田総理から、北朝鮮によるミサイル発射は明確な安保理決議違反であり、カナダを始め国際社会と協調し,北朝鮮に自制を求めていくべき旨述べるとともに、拉致問題解決に向けたカナダの理解に謝意を表明し引き続きの協力を求めました。これに対し、ハーパー首相より、賛同する旨の反応がありました。
- イランの核問題に関し、双方は、国際社会の懸念を共有し、この問題を巡る現状認識について意見交換し、連携していくことを確認しました。
- 両首脳は、青少年交流及び科学技術協力等を含む日加共同成果を発表することとなりました。