安倍総理大臣

平成25年8月1日

 本1日午前10時00分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,先方の発意により,グエン・タン・ズン・ベトナム社会主義共和国首相(H.E.Mr. Nguyen Tan Dung, Prime Minister of the Socialist Republic of Viet Nam)との電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1.  ズン首相から安倍総理に対し,先般の参議院選挙結果に対し祝意が表明されるとともに,二国間関係のさらなる強化につき安倍総理と共に取り組んでいきたい旨発言がありました。

  2.  これに対し安倍総理から謝意を表明するとともに,ベトナムは我が国の戦略的パートナーであり,1月のベトナム訪問時にはズン首相と有意義な会談を実施することができた旨述べました。また,外交関係樹立40周年となる本年,共に「日越友好年」の開幕を宣言して以降、多くの記念行事が実施され、日越の交流が深化しており喜ばしい旨述べました。両首脳は,日越関係を一層包括的に発展させるために引き続き協力していくことで一致しました。

  3.  また,安倍総理から10月のASEAN関連首脳会議や12月の日・ASEAN特別首脳会議において協力したい旨述べ,先方から,日越関係及び日・ASEAN関係の深化のため、一連の会議の成功に向けて協力したい旨発言がありました。

  4.  北朝鮮による拉致問題について,安倍総理から,拉致問題は日本の主権及び国民の生命・安全に関わる重大な問題であり,現政権のうちに完全解決する決意である,ベトナムからの理解と支持を引き続き得たい旨述べたのに対し,ズン首相から拉致被害者に対し深く同情しており、友人として協力していきたいとの意向が示された他,両首脳は海洋をめぐる問題についても意見交換を行いました。


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