岸田外務大臣
日・リビア外相会談
平成25年6月3日
本3日午前9時45分から約25分間、横浜において、岸田文雄外務大臣は、ムハンマド・エムハンマド・アブドルアジーズ・リビア外務国際協力大臣(H.E. Mr. Mohamed Emohamed Abdulaziz, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of Libya)との間で日・リビア外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。なお、アブドルアジーズ大臣は6月1日より本3日まで開催された第5回アフリカ開発会議(TICADV)に参加するため来日中です。
- 冒頭、岸田大臣から、アブドルアジーズ大臣の初訪日を歓迎するとともに、リビアが困難な時期を乗り越え、新たな国造りに向けて注力していることに敬意を表する旨発言しました。これに対してアブドルアジーズ大臣から、TICADVの成功裡の開催への祝意、及び新生リビアへの日本の官民の支援への謝意を述べました。その上で、今後日本との間で政治面、経済面を含む様々な分野で未来志向の戦略的二国間関係を構築したいとの意思と期待を表しました。
- これに対し、岸田大臣から、リビアの新たな国造りに向けた取組みを日本としても引き続き支援していくことを確認しました。また、リビアにおけるテロ行為を断固として非難すると表明するとともに、日本企業への警備支援や、テロとの闘いにおける更なる取組に期待するとし、先般、テロ対策法制度整備や治安関係者の能力強化支援を新規に決定したことを伝えました。さらに岸田大臣から、治安・ガバナンス対策や雇用促進等、リビアのニーズに合致した研修を日本で数を増して実施する旨述べました。アブドルアジーズ大臣は、日本の支援に対する感謝の意を改めて表明するとともに、日本からの民間投資への期待を述べられました。
- この他、アフリカの開発を含む国際場裡における協力等に関し、意見交換を行いました。