岸田外務大臣

平成25年6月2日
岸田外務大臣と関水国際海事機関(IMO)事務局長との会談 (1)
 本2日,午後5時10分から約15分間,横浜において,岸田文雄外務大臣は,第5回アフリカ開発会議(TICADV)出席のため訪日中の関水康司国際海事機関(IMO)事務局長(Mr. Koji Sekimizu, Secretary-General of the International Maritime Organization)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
  1.  冒頭,岸田大臣から,海運は日本にとり重要であり,海上の安全と円滑な経済活動の確保のためのIMOの尽力を評価する旨を述べました。
     
  2.  さらに,岸田大臣は,日本はIMOソマリア海賊対策基金の最大ドナーとして,更に海賊対策が進展することを期待している旨を述べました。また,IMOにおいて国際海運分野における気候変動対策が進展していることを評価しており,日本としても引き続き積極的に貢献していきたい旨述べました。
     
  3.  これに対し,関水事務局長から,ソマリア海賊対策を早期に進展させたいとの考えが示されました。また,同事務局長は,国際海運分野における気候変動対策について,IMOで策定したルールを実施していく段階にある旨を述べました。
(参考)「IMOソマリア海賊対策基金」は,「ジブチ行動指針」(2009年1月にIMO主催のソマリア周辺地域海賊対策地域会合(ジブチ会合)で採択された,ソマリア海賊対策として実施すべき海賊取締のための法執行能力強化,能力構築の促進,地域の情報共有システムの構築等の努力目標を設定したもの)の実施のために2009年9月にIMOに創設された信託基金。

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