安倍総理大臣

平成25年12月12日

 本12日午後10時40分から約55分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ジョセフ・バイデン米副大統領(Joseph R. Biden, Vice President of the United States of America)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです(菅義偉内閣官房長官,加藤勝信内閣官房副長官他同席)。

1 バイデン副大統領より安倍総理に対し,同副大統領が訪日した際の日本側の歓待につき謝意が表明され,その後の中国,韓国への訪問につき説明がありました。

2 このうち,バイデン副大統領の中国訪問の際には,同副大統領から中国側に対し,米国は中国による「防空識別区」設定の公表について深い懸念を有しており,これを認めないとの立場を改めて伝達し,また,その発表により作り出された危険に対処するよう中国側に求めた旨説明があり,これに対し安倍総理より謝意を述べました。両者は,この問題についてこれまで日米両国が力強い同盟関係に基づき一致した対応をとってきており,今後も両国が緊密に連携していくことを確認しました。

3 また,バイデン副大統領より,日韓関係の改善は米国の利益である旨述べました。これに対し安倍総理より,バイデン副大統領による日韓関係を支えるための取組に謝意を述べるとともに,大局的観点に立ち,引き続き韓国との関係に取り組んでいく旨説明しました。

4 このほか,両者の間ではTPPについてもやりとりがありました。


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