安倍総理大臣

平成25年9月3日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)

1. 本3日午前11時30分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,日本とブラジル両国の経済界の主要なリーダーから構成される「日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議」の日本側メンバーによる表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

2. 賢人会議メンバーから,8月20日、リオデジャネイロにて,第4回賢人会議を開催し,その後,ブラジリアで,ルセーフ大統領を表敬し,賢人会議の結果報告をした旨述べました。三村明夫日本側座長(新日鐵住金株式会社取締役相談役)から、2011年の日本の対ブラジル投資額が75億ドルと史上最高額を記録したこと等,日本企業の関心がブラジルに向いていることを説明しました。また,賢人会議メンバーから,ルセーフ大統領表敬において,ブラジル側の国際競争力強化,インフラ整備,プレソルト深海油田開発,防災対策等の分野における協力について説明し,ルセーフ大統領からも関心が示された旨述べました。さらに,三村座長から,近く行われる日ブラジル首脳会談において,賢人会議の提言を参考にしていただきたい旨述べました。

3. 安倍総理は賢人会議メンバーの報告を聞くとともに,G20サンクトペテルブルクサミットにおいて日ブラジル首脳会談を行う方向で調整している旨述べました。

(参考)日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議

(1)趣旨

 2004年の日伯首脳会議で設置が合意された「日伯21世紀協議会」が,2006年7月,第2回会合開催後,小泉総理(当時)に提出した提言のうち,特に経済分野に関し,実現可能な具体的優先課題を選定し,日伯間の戦略的経済パートナーシップの再活性化に貢献することを目的として設立。本件賢人会議は、会合の結論を各々の政府首脳に提言することを期待している。

(2)メンバー構成

【日本側】

座長 三村 明夫氏 (新日本製鐵住金株式会社相談役)
渡辺 捷昭氏 (トヨタ自動車株式会社相談役)
飯島 彰己氏 (三井物産株式会社代表取締役社長、日本経済団体連合会日伯経済委員会委員長)
星 文雄氏 (株式会社国際協力銀行代表取締役専務取締役)
釜 和明氏 (株式会社IHI取締役会長)

【ブラジル側】

名誉座長 エリエゼル・バチスタ・ダ・シルヴァ氏 (ヴァーレ社特別顧問)
座長 カルロス・マリアーニ・ビテンクール氏 (ブラジル石油化学工業連盟会長)
ロベルト・ロドリゲス氏 (元農務大臣)
ルシアーノ・コウチーニョ氏 (国立経済社会開発銀行(BNDES)総裁)
ムリーロ・フェレイラ氏 (ヴァーレ社社長)

(3)これまでの会合開催実績

2007年5月28日 第1回会合(於:サンパウロ)
7月5日 第2回会合(於:東京)
2009年10月16日 第3回会合(於:リオデジャネイロ)
2013年8月20日 第4回会合(於:リオデジャネイロ)

(4)提言本文(PDF)PDF


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