安倍総理大臣

平成25年8月25日
ハマド国王から勲章を授与される安倍総理<br>(写真提供:内閣広報室)
ハマド国王主催午餐に出席する安倍総理<br>(写真提供:内閣広報室)
日本・バーレーン経済界関係者との懇談<br>(写真提供:内閣広報室)

 8月25日(日曜日),安倍総理は,バーレーン(マナーマ)を訪問したところ,主な行事,概要・成果は以下のとおり。

1.主な行事等

(1)日バーレーン経済界の懇談会(ファハロ商工大臣等による挨拶を含む)
(2)ミラー米海軍第五艦隊司令官兼連合海上部隊司令官による表敬
(3)ハマド国王との懇談,勲章の授与,同国王主催午餐
(4)サルマン皇太子との電話会談
(5)バーレーン国立博物館視察(マイ文化大臣との懇談を含む)
(6)日本人学校校長による挨拶
(7)被災地出身の研修生による表敬

2.概要・成果

(1)日バーレーン経済界の懇談会

 安倍総理は,日バーレーン経済界の懇談会(注)に出席し,冒頭挨拶にて,バーレーンから初めて輸出された原油が日本に向けられたものであったことや,昨年日本バーレーン経済交流協会が日本に発足したこと等について述べるとともに,近年,バーレーンに進出する日本企業が多様化しつつあることに触れ,経済分野における両国の協力関係の更なる進展を期待する旨発言。本懇談会に先立ち,ファハロ商工大臣等と懇談。

(注)本懇談会には,バーレーンの官民関係者約60名,日本の官民関係者約70名が参加し,バーレーンの投資環境及び市場環境,GCC統一市場へのゲートウェイとしてのバーレーンの魅力等について活発な意見交換が行われた。

(2)ミラー米海軍第五艦隊司令官兼連合海上部隊司令官による表敬

 安倍総理は,ミラー米海軍第五艦隊司令官兼連合海上部隊(CMF)司令官による表敬を受け,我が国自衛隊及び連合任務部隊(CTF)151による海賊対処活動,ペルシャ湾での国際掃海訓練,地域情勢等につき意見交換。先方からは,我が国の海賊対処活動への高い評価と謝意が示された。

(3)ハマド国王との懇談,勲章の授与,同国王主催午餐

 安倍総理は,ハマド国王との間で懇談を行い,外交関係樹立40周年にあたる昨年,同国王の訪日により両国の関係が新たなステージへと進んだ,今回,日本の総理として初めてバーレーンを訪問できたことは光栄,日本と中東諸国との関係を「安定と繁栄に向けた包括的なパートナー」にしなければならないと確信している旨述べ,先方は賛同。 その後,安倍総理は,ハマド国王より,バーレーンで最高位の勲章である「シェイク・イーサ・ビン・サルマン・アール・ハリーファ勲章」の1級を授与された。 安倍総理は,ハマド国王に日本の果物(梨,ハウスみかん,マスカット,夕張メロン)を紹介しつつ贈呈。贈呈された果物は午餐の場で振る舞われ,出席者の好評を博した。午餐にて,安倍総理とハマド国王はバーレーン情勢を含む中東情勢についても意見交換を実施。午餐終了後,総理からハマド国王に共にバーレーンを訪問した民間関係者を紹介。

(4)サルマン皇太子との電話会談

 安倍総理は,国内に不在のサルマン皇太子と電話会談を行い,日本の総理としての初バーレーン訪問の大きな成果を歓迎するとともに,将来に向かって協力関係を一層強化することで一致。安倍総理からは,特に,日本産食品の輸入規制解除が早速実現されたことへの謝意を伝達。先方は,日本がバーレーンに高い関心を抱き,政治,経済,社会面で様々な分野で役割を果たしていることを高く評価する,日本産食品の輸入規制解除が実現でき嬉しい旨述べた。

(5)バーレーン国立博物館視察

 安倍総理は,マイ文化大臣に出迎えられ,バーレーン国立博物館の展示物等について説明を受けるとともに,ディルムンおよびテュロス文明の展示やバーレーンの伝統的生活様式の展示等を視察。

(6)日本人学校校長による挨拶

 安倍総理は,バーレーン日本人学校長による挨拶を受け,1984年のバーレーン日本人学校の開校式にて寄贈された,安倍晋太郎外相(当時)の書を紹介。

(7)被災地出身のインターン生による表敬

 安倍総理は,バーレーンで研修中の東日本大震災の被災地出身の高等専門学校生11名と懇談。安倍総理は,復興に向けた強い意思や将来の夢を持って学ぼうとする熱意を頼もしく感じた,研修中に何かを得てグローバルに活躍できる人材になって欲しいと述べるとともに,日本を遠く離れた中東の地において研修に励む学生達を賞賛し,激励。

日本とバーレーン王国との間の「安定と繁栄に向けた包括的パートナーシップ」の強化に関する共同声明骨子(PDF)PDF仮訳(PDF)PDF英文(PDF)PDF


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