岸田外務大臣

第5回「V4+日本」外相会合(概要)

平成25年11月11日

  • 第5回「V4+日本」外相会合(1)
  • 第5回「V4+日本」外相会合(2)
  • 第5回「V4+日本」外相会合(3)

 11月11日(月曜日),デリーを訪問した岸田外務大臣は,午前8時20分から約40分,第5回「V4+日本」外相会合を行ったところ,概要は以下のとおりです(V4側より,マルトニ・ハンガリー外相(V4議長国),ライチャーク・スロバキア副首相兼外務・欧州問題相,コホウト・チェコ外相,シコルスキ・ポーランド外相が出席)。 本会合終了後,会合の内容を総括する共同プレス声明(英語(PDF)PDF 日本語(PDF)PDF骨子(PDF)PDF)が発出されました。

1.冒頭
 岸田大臣から,6月にワルシャワで行われた「V4+日本」首脳会合に続き,外相会合を実施でき喜ばしく思う旨述べるとともに,8月下旬のハンガリー訪問の際にV4発祥の地であるヴィシェグラードを訪問した旨紹介し,「V4+日本」協力を更に深めていきたい旨述べました。これに対し,V4各国外相からも,外相会合が2年に1回定期的に開催されていることは,基本的価値を共有する日本とV4の友情の証であり,今後も「V4+日本」枠組みを強化していきたい意向が示されました。また,岸田大臣とV4各国外相は,2014年「V4+日本」交流年公式ロゴマークを発表しました。

2.東方パートナーシップ及び西バルカンにおける協力
 岸田大臣とV4各国外相は,EUの東方パートナーシップが,着実な成果を上げていることを評価するとともに,6日にブダペストで行われた「V4+日本」ODAセミナーにおいて,モルドバの医療分野など3つの共同プロジェクトに合意したことを歓迎し,東方パートナーシップ及び西バルカンにおける協力を引き続き行っていくことを確認しました。

3.安全保障
(1)岸田大臣とV4各国外相は,安全保障分野における協力を進めて行くとの観点から,「V4+日本」の具体的協力として,首脳会合で合意された安全保障セミナーを開催することを歓迎しました。

(2)岸田大臣から,日本は「積極的平和主義」の立場から地域と国際社会の平和と安定に貢献していくこと,そして,武器,汎用品の効果的な輸出管理,「法の支配」の重要性などについて説明しました。V4各国外相は,地域と世界の平和と安定に積極的に取り組むとの日本のコミットメントを歓迎しました。

4.経済関係
(1)岸田大臣から,V4各国における日系企業への引き続きの支援を求めました。また,原子力安全について,福島第一原発事故の経験と教訓を国際社会と共有し,原子力安全の強化に貢献していくことは日本の責務である旨述べました。

(2)V4各国大臣から,全般的な経済関係の強化に向けて,科学技術,イノベーション,エネルギー,原子力安全など幅広い分野で協力していきたい旨述べました。

5.人的交流
 岸田大臣とV4各国外相は,来年の「V4+日本」交流年を,各国が任命する交流年親善大使の協力を得つつ,実りある交流年にするとの意志を確認しました。また, 岸田大臣より,2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定を契機とし,スポーツ交流を通じて人と人の繋がりが深まることを期待する旨述べました。

6. 日EU関係
 岸田大臣とV4各国外相は,現在交渉中の日EU経済連携協定(EPA),日EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)の早期妥結に向けた協力を確認しました。SPAについて,V4各国外相は,共同プレス声明の「SPAがグローバル・パートナーとしての日EU関係を適切に反映させるべきとの願望を表明」との記述が,V4側の立場を示している旨発言がありました。

7. 国際情勢
 この他,岸田大臣とV4各国外相は,東アジア情勢,イラン情勢についても意見交換を行いました。V4各国外相から,10日に行われたイランとの協議につき質問があり,岸田大臣からは,機会の窓はいつまでも開いている訳ではなく,核問題の平和的解決に向けた具体的行動が必要であると働きかけた旨説明しました。

(注)V4:ハンガリー,ポーランド,チェコ及びスロバキアによる地域協力の枠組み。1991年にハンガリーのヴィシェグラードで創設された。日本とは,外相,高級事務レベルの対話に加えて,経済・投資促進,開発協力,気候変動,省エネルギー,東方パートナーシップ等の分野において「V4+日本」協力が進められている。6月には初となる「V4+日本」首脳会合がワルシャワで開催された。


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