安倍総理大臣

平成25年8月21日
マケイン米上院議員による安倍総理表敬(1) (写真提供:内閣広報室)
マケイン米上院議員による安倍総理表敬(1) (写真提供:内閣広報室)
 本21日午後1時15分から約35分間、安倍晋三内閣総理大臣は、訪日中のジョン・マケイン米上院議員(Senator John Sydney McCain III)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

1.安倍総理から、日米同盟の発展に対するこれまでのマケイン上院議員の貢献、尽力に謝意を述べたのに対し、マケイン上院議員より、(1)総理のリーダーシップにお祝い申し上げたい、総理は「アベノミクス」という新しい用語を作り、日本経済再生のために行動をしている、(2)総理は、日本国民のみならず米国国民、そして世界の人々に対して楽観的な気持ちを持たせることに成功した、(3)自分はレーガン大統領時代に議員となったが、レーガン大統領が米国民に与えたようなインスピレーションを今、安倍総理は日本国民に与えていると考える旨述べました。

2.安倍総理より、アジア太平洋地域の安全保障環境が大きく変化していく中、日米同盟の重要性は一層増大しており、その関連で、先日の海洋安全保障に関する上院決議をはじめとする米議会のリーダーシップを高く評価する旨述べました。引き続き、双方は、中国、北朝鮮、日韓関係等のアジア太平洋地域情勢に関し、率直な意見交換を行いました。また、安倍総理から、地域の安全保障が変化する中、日米両国としても地域及び国際社会の平和と安定に貢献していきたい旨述べるとともに、防衛大綱の見直し、NSCの設置、集団的自衛権等について述べました。

3.さらに安倍総理から、日米同盟の強化には、在日米軍再編の着実な実施が不可欠であり、安倍政権発足後、嘉手納以南の土地の返還計画の公表をはじめ、強い意志を持って積極的に取り組んでいる旨説明しました。その上で、在沖縄海兵隊のグアム移転関連予算の適切な予算措置と資金凍結解除について、マケイン上院議員の協力を期待する旨述べました。

4.最後に、マケイン上院議員より、安倍総理の支持率の高さに何か学べることがあるのではないかとの発言があるなど、本表敬は終始和やかな雰囲気で行われました。

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