国際法

令和7年6月24日
岩澤所長及び赤根所長と並んで写真撮影する岩屋外務大臣
岩澤所長及び赤根所長による表敬を受ける岩屋外務大臣

 6月24日午後6時25分(日本時間6月25日午前1時25分)から約20分間、NATO首脳会合等関連行事に出席するためオランダ王国ハーグを訪問中の岩屋毅外務大臣は、岩澤雄司国際司法裁判所(ICJ)所長及び赤根智子国際刑事裁判所(ICC)所長による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 岩屋大臣から、国際社会における法の支配を強化する上でICJ及びICCの役割は重要であり、我が国は両裁判所の活動を今後とも支援していく旨述べました。
  2. これに対し、岩澤所長及び赤根所長から、日本の法の支配に対するコミットメントや日本のICJ及びICCの活動に対する貢献に謝意が示されました。
  3. 岩屋大臣及び両所長は、ICJやICCを取り巻く環境について意見交換を行うとともに、国際社会における法の支配の維持・強化に向けて引き続き連携・協力していくことを確認しました。

(参考1)国際司法裁判所(ICJ:International Court of Justice)

  1. 国際法に基づく国家間の紛争の平和的解決を任務として、1945年に設立された国連の「主要な司法機関」。オランダのハーグに所在し、国連総会及び安保理双方の選挙で選ばれた裁判官15名で構成。  
  2. 国家間の裁判手続のほか、国連の諸機関の求めに応じ、法律問題について勧告的意見を述べることができる。  
  3. 現在のICJ規程の当事国は193か国(注:国連加盟国は当然にICJ規程の当事国となる。)。我が国は1956年の国連加盟に先立ち、1954年4月2日にICJ規程の当事国となった。

(参考2)国際刑事裁判所(ICC:International Criminal Court)

 国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪(集団殺害犯罪、人道に対する犯罪、戦争犯罪、侵略犯罪)を犯した個人の訴追・処罰を任務とする歴史上初の常設の国際刑事法廷。オランダのハーグに所在する。裁判部、検察局及び書記局から成る。


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