その他の地球規模課題トピックス
阿部外務副大臣とライダー国際労働機関(ILO)事務局長との会談
令和元年8月29日
本29日,15時から約10分間,阿部俊子外務副大臣は,TICAD7公式サイドイベント及びG20愛媛・松山労働雇用大臣会合出席のため訪日中のガイ・ライダー国際労働機関(ILO)事務局長(Mr. Guy Ryder, Director-General, ILO)と横浜にて会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 阿部副大臣から,ILO創設100周年という重要な年である本年のライダー事務局長の2度目の訪日を歓迎した上で,近年,外務省は,補正予算によるILOへの拠出を通じ,アフリカ地域における若者の雇用支援や持続可能な平和構築を行うなど,日・ILO関係は深化しており,今後も密に連携したい旨述べました。
- これに対し,ライダー事務局長から,日本からILOへの人的・財政的貢献に対して深い謝意の表明がありました。また,ライダー事務局長から,アフリカ地域における若者の雇用支援はILOが最重要課題として取り組んでおり,今回のサイドイベントを通して知見や経験が共有されることを期待するとの発言がありました。
[参考1]国際労働機関(ILO)
ILOは,労働条件の改善を通じて,社会正義を基礎とする世界の恒久平和の確立に寄与すること,完全雇用,労使協調,社会保障等の推進を目的とする国際機関(本部はスイス・ジュネーブ)であり,唯一の政,労,使の三者で構成される機関。日本はILO加盟国として,政労使ともに総会や理事会等の各種会合に積極的に参加している(参照:厚生労働省ウェブページ
,ILO駐日事務所ウェブページ)。
[参考2
]TICAD7公式サイドイベント(ILO仕事の未来ハイレベルダイアローグ「Jobs4Youth:若者と仕事」)
本イベントは,アフリカの若者の仕事を支援するための投資と生産性向上に関する知識及び経験を共有することを目的に開催されたものであり,ガイ・ライダーILO事務局長,パテル南アフリカ貿易産業大臣などアフリカ各国の政府関係者や専門家等が出席し,活発なパネルディスカッションが行われた。