難民
クレヘンビュール国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務局長による木原外務副大臣表敬
平成27年11月5日
- 11月4日(水曜日)午後4時から約30分間,木原誠二外務副大臣は,ピエール・クレヘンビュール国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務局長(Mr. Pierre Krähenbühl, Commisioner-General of the United Nations Relief and Works Agency for Palestine Refugees)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,木原外務副大臣から,パレスチナやシリアの人道情勢が厳しさを増す中,パレスチナ難民のために活動するUNRWA職員に敬意を示すとともに,かかる状況下で昨年度に過去最高額の拠出をUNRWAに対して行ったことやUNRWAとの関係を更に強化させていく旨述べました。また,両者は,母子手帳やかかりつけ医制度の導入など,日本とUNRWAが協力して,パレスチナ難民の尊厳を守り自立を促進する特徴ある支援が行われていることが有意義であることを確認しました。
- クレヘンビュール事務局長から,日本政府からのUNRWAに対する拠出への謝意が述べられるとともに,厳しさを増すパレスチナやシリア情勢の説明があり,パレスチナの若い世代が未来に希望が持てるように,今後とも日本からの継続的な支援への期待が示されました。
- この他,両者は,ガザと東日本大震災の被災地である岩手県釜石市の子ども達の凧揚げによる交流や,UNRWAを通じた支援におけるビジビリティ向上について意見交換を行いました。