国連外交
シャネル・ホール国連児童基金(UNICEF)事務局次長一行の佐藤外務副大臣表敬
平成30年7月24日


7月24日(火曜日)16時30分から約30分間,佐藤正久外務副大臣は,日・UNICEF政策協議のために来日中のシャネル・ホール国連児童基金(UNICEF)事務局次長一行の表敬を受けたところ,やり取りの概要は以下のとおりです。
1 冒頭,佐藤副大臣から,UNICEFは,日本の外交・援助政策上の重要なパートナーであり,子どもたちへの支援を通じて地球規模の課題に取り組むUNICEFの活動を高く評価する,紛争や自然災害等により,世界各地で多くの子どもたちが一層苛酷な状況に置かれる中,UNICEFの活動は一層重要であり,今後も関係を強化していきたい旨述べました。
2 また,佐藤副大臣から,持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関し,日本としても人道・開発支援を通じて世界レベルでのSDGs達成に引き続き貢献していくとともに,日本国内でもSDGsについて多くの国民に知ってもらい,これを推進するための若者をも巻き込んだ国民的ムーブメントを作っていきたい,そのために若者との幅広いネットワークを有するUNICEFと協力していきたい旨述べました。
3 これに対し,ホール事務局次長から,これまでの日本のUNICEFに対する支援に感謝するとともに,日本との強固なパートナーシップの更なる促進に努力する旨表明。また,ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(PDF)の推進,中東やアフリカにおける人道支援,日本の民間セクターとの連携等,今後の具体的な協力について,明25日の政策協議の中で有意義な議論が行われることを期待すると共に,TICAD VIIやG20など来年日本政府が主催する主要な国際会議の成功に向けて,UNICEFとして日本と緊密に連携していきたい旨述べました。