国連外交
アブドゥラエ・マー・ディエエ国連開発計画(UNDP)総裁補兼アフリカ局長による濵地外務大臣政務官表敬
平成28年1月19日

- 1月19日,午後2時から約30分間,濵地雅一外務大臣政務官は,アブドゥラエ・マー・ディエエ国連開発計画(UNDP)総裁補兼アフリカ局長(Assistant Administrator and Director of the Regional Bureau for Africa of United Nations Development Programme)の表敬を受けました。
- 濵地政務官から,我が国が重視する本年ケニアで開催されるTICAD Ⅵに言及し,その成功に向けて,UNDPとより一層連携していきたい旨述べました。特に,エボラ出血熱や過激主義の拡大などのTICAD Ⅴ以降の課題への対処や,アフリカのオーナーシップの重要性,また2030アジェンダやCOP21に関し, TICADとしてのメッセージを発することの重要性を強調しました。また,日本がUNDPに拠出したプロジェクトの効果的な実施を要請するとともに,より一層日本の顔が見える工夫や,UNDPにおける日本人職員増強のための協力を要請しました。
- これに対し,ディエエ総裁補兼アフリカ局長からは,UNDPに対する日本の貢献に謝意表明があったとともに,日本が各国に先駆けて1980年代からアフリカ開発に貢献している点については,アフリカ各国のリーダーがその功績を認識していると述べました。また,TICAD Ⅵの成功に向けて,共催機関として日本と緊密に連携していきたい旨述べました。
- その他,濵地政務官より,日本のアフリカ開発支援に関する助言をディエエ総裁補兼アフリカ局長に求めたのに対し,日本はアフリカの文化を尊重しつつ,技術移転を伴う支援を実施してきた,近年のアフリカの発展はその成果であると評価するとともに,今後,日本企業がさらにアフリカへ進出し,現地企業と連携することは,日本のこれまでの支援の成果を日本とアフリカ各国が共有するために重要である旨述べました。