気候変動

安倍総理によるCOP21首脳会合出席

平成27年12月1日

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 11月30日,パリにおいて,オランド仏大統領の主催により,COP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)首脳会議が開催され,安倍総理が出席したところ,その概要は以下のとおりです。
 (本件首脳会合は,2020年以降の温室効果ガス削減のための新たな国際枠組み合意への機運を高めるため,議長国仏が主導して開催したもの。オバマ米大統領,キャメロン英首相,メルケル独首相,習近平中国国家主席等約140か国から首脳級が参加。)

1 開会式出席等

 安倍総理は,午前11時ごろより議長国主催で開催された首脳会合開会式に出席しました。この中では,オランド仏大統領,潘基文(パン・ギムン)国連事務総長,ファビウス仏外相(COP21議長)によるスピーチが行われ,2℃目標達成のためにすべての国が参加する野心的な法的合意を達成する必要性等に言及がありました。
 この後,総理はオランド大統領ほかCOP21首脳会合に出席していた各国の首脳とバイ会談を行ったほか,オランド大統領主催昼食会に参加し,気候変動をはじめとする国際社会の課題,二国間関係等について,意見交換を行いました。

  • 開会式 (代表撮影)

2 「ミッション・イノベーション」立ち上げ式参加

 午後4時50分頃より,クリーン・エネルギー関連の研究開発強化に係る国際イニシアティブ「ミッション・イノベーション」の立ち上げ式に参加しました。(オランド仏大統領,オバマ米大統領,モディ印首相,ビル・ゲイツ氏等が参加)。この中で,オランド仏大統領,オバマ米大統領等より,「ミッション・イノベーション」立ち上げにあたっての決意等が表明されました。
 安倍総理は,この直後に行われた首脳会合におけるスピーチの中で,気候変動対策と経済成長を両立させる鍵としてのイノベーションの意義を強調しつつ,我が国がこれまで一貫して取り組んできたことと軌を一にするものとして本イニシアティブへの賛同を表明しました。

3 安倍総理によるスピーチ及び各国によるスピーチ

  • スピーチする安倍総理大臣
    (写真提供:内閣広報室)
  • スピーチする安倍総理大臣
    (写真提供:内閣広報室)

(1)午後5時40分頃より,安倍総理は首脳会合プレナリーにおいてスピーチを行い,この中で,先般のパリでの同時多発テロに関連し,犠牲者の方々への心よりの哀悼の意及びテロに屈せずCOP21を開催したフランス政府,国民へ敬意と連帯の意を表明しつつ,

(ア)この地球は我々人類のかけがえのないふるさとであり,今こそ先進国,途上国が共に参画する温室効果ガス削減のための新たな枠組みを築くべき時である,
(イ)今の各国の削減目標の総和では,2℃目標の達成は困難との見方がある,パリ合意には,長期目標の設定や,削減目標の見直しに関する共通プロセスの創設を盛り込みたい,日本は,先に提出した志の高い約束草案や適応計画を着実に実施していく,
(ウ)日本として,今般,途上国支援,イノベーションからなる貢献策「美しい星への行動2.0」を発表した,第一の柱である途上国支援については,2020年に,現在の1.3倍,官民あわせて年間約1.3兆円の気候変動対策支援を実施する,今回の日本による増額分で,年間1,000億ドルとのCOP15での約束を達成する道筋がつくと考える,第二の柱であるイノベーションについては,気候変動対策と経済成長両立の鍵は,革新的技術の開発である,「エネルギー・環境イノベーション戦略」を来春までにまとめ,集中すべき有望分野を特定し,研究開発を強化していく,
(エ)今こそ新たな枠組みへの合意を成し遂げるべき旨等を表明しました。

(2)これに前後して,世界各国の首脳よりスピーチが行われ,全ての国に適用される枠組みに合意することへの各国首脳の強い意思が示されました。この中で,先進国側からは,長期目標設定の必要性,途上国の参加の重要性,資金面での貢献等についての言及があり,途上国側からは,共通だが差異ある責任の原則や先進国からの支援の重要性について言及がありました。
 (なお,日本による途上国支援増額表明につき,安倍総理と二国間会談に臨んだオランド仏大統領より,日本の貢献もあって2020年までの年間1,000億ドルの供与との目標も達成できる見込みであるとして,日本の貢献に対する謝意が表明されました。)

4 安倍総理による議長代行

 この他,安倍総理は,スピーチの直後,歴代のCOP議長国(日本は1997年のCOP3議長国)として,仏議長国の要請に基づき,COP21首脳会合議長代行としての議事進行を行いました。

  • 議長代行する安倍総理大臣
    (写真提供:内閣広報室)

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