気候変動

平成31年3月5日
(写真1)阿部副大臣の挨拶の様子
(写真2)集合写真
(写真3)鈴木政務官の挨拶の様子

 外務省は,2019年2月14日から16日にかけて,東京都江東区の東京コンファレンスセンター・有明において,気候持続可能性作業部会(CSWG)2019年第1回会合を開催しました。会議にはG20各国及び関係国際機関等から計100名以上が参加し,G20として,気候変動に関連する幅広い議題について活発な議論が行われました。
 なおCSWG2019年第2回会合は,2019年4月に,長野市において開催する予定です。

1 会合の概要

日時:
2019年2月14日(木曜日)~16日(土曜日)09時00分~17時30分(最終日は13時00分終了)
場所:
東京都江東区 東京コンファレンスセンター・有明(東京都江東区有明3-7-18 有明セントラルタワー3階・4階)
出席者:
アルゼンチン,オーストラリア,ブラジル,カナダ,チリ,中国,エジプト,フランス,ドイツ,インド,インドネシア,イタリア,日本,メキシコ,オランダ,韓国,ロシア,サウジアラビア,セネガル,シンガポール,南アフリカ,スペイン,タイ,トルコ,英国,米国,欧州連合,国際エネルギー機関(IEA),経済協力開発機構(OECD),国連開発計画(UNDP),世界銀行等の関係者 計100名以上
言語:
英語(同時通訳なし)
議事次第:
セッション6,7,8のプレゼンテーション資料を掲載しております。
2月14日(木曜日)
オープニングセッション(阿部俊子外務副大臣による開会挨拶はこちら(PDF)別ウィンドウで開く
セッション1 自国が決定する貢献(NDC)の効果的な実施及び長期戦略のデザイン
セッション2 更なる気候行動強化のための国際開発金融機関(MDBs)との連携
セッション3 気候変動分野への投資拡大に向けた取り組み
2月15(金曜日)
セッション4-1 気候変動に対する強靭性の強化
セッション4-2 適応に関するベストプラクティスの共有
セッション5 適応に関する取り組みの実施と持続可能な開発
セッション6 気候変動対策に資する再生可能エネルギー(IEA(PDF)別ウィンドウで開く)(BloombergNEF(PDF)別ウィンドウで開く)(The Climate Group(PDF)別ウィンドウで開く
2月16(土曜日)
セッション7 スマートシティの構築(世界銀行(PDF)別ウィンドウで開く)(UNHABITAT(PDF)別ウィンドウで開く)(大和ハウス工業(PDF)別ウィンドウで開く
セッション8 非国家主体との連携(C20(PDF)別ウィンドウで開く)(T20(PDF)別ウィンドウで開く)(気候変動イニシアティブ(PDF)別ウィンドウで開く
クロージングセッション

2 開催の背景と主な成果

  • (1)本年6月,日本で初めてのG20首脳会合(G20大阪サミット)が開催されます。我が国はG20議長国として,G20大阪サミット及び関係閣僚会合に向けた準備を進めており,気候変動分野でも,2020年からパリ協定の運用が本格的に始まることを踏まえ,CSWGを通じて首脳会合に向け,G20内の議論を収斂させることとしています。
  • (2)本会合においては,上記1の各セッションにおいて,国際機関等の知見・経験の共有を得ながら,G20として気候変動に関連する幅広い議題について議論が行われました。また,開会・閉会セッションの他,セッション6~8については一般公開もされ,一般参加者も加わりながら活発な議論が行われました。
  • (3)本会合に際しては,会合参加者を招いてレセプションが開催され,鈴木憲和外務大臣政務官より歓迎の挨拶及び日本のオリンピック・パラリンピック開催に関連した気候変動分野の取り組みの紹介を行いました(鈴木政務官による挨拶はこちら(PDF)別ウィンドウで開く)。また,スカイツリーを参加者とともに訪れ,同施設における省エネ・気候変動対策の取り組みを紹介する等,会合全体を通じて,東京における先進的な気候変動関連の取り組みをG20各国に対して発信しました。
【参考】G20気候持続可能性作業部会(CSWG)
G20においては,2013年に,エネルギーに関するあらゆる事項を一元的に扱う「エネルギー持続可能性作業部会(ESWG)」が設立されました。更に2017年,エネルギー政策と気候変動の両論点が密接に関わっていること及び気候変動に関する国際的な関心の高まりを踏まえ,既存のESWGに加えて気候持続可能性作業部会(CSWG)が設立され,持続可能性作業部会(SWG)の下に置かれました。2018年議長国であるアルゼンチンはCSWGとESWGを分離して扱う整理とし,これ以降,CSWGは独立した作業部会としてシェルパプロセス下に設置されています。


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