気候変動

平成30年5月18日
  1. 5月17日,緑の気候基金(GCF)は,GCFの認証機関となっている国際協力機構(JICA)との間で包括的認証取極(Accreditation Master Agreement: AMA)に署名しました。
  2. 今回の署名により,JICAは,途上国の気候変動対策支援事業の実施のためのGCFへの資金アクセスが認められることになり,今後,我が国のGCFを活用した支援も一層進むことが期待されます。
  3. 気候変動問題は国際社会全体による取り組みが必要です。我が国は今回のGCFとJICAとの間の署名を歓迎するとともに,引き続きGCFと協力していきます。

参考

 認証機関(Accredited Entity:AE)とは,GCFへの資金のアクセスを認められた国及び準国家の機関・国際機関・地域機関・民間機関のことを指します。公共・民間のあらゆる機関が認証機関の申請を行うことが可能であり,認証機関の性質によって,ダイレクト・アクセス機関(国及び準国家の機関・地域機関),インターナショナル・アクセス機関(国際機関・地域機関・民間機関)に大別されます。
 認証機関となるためには,GCFの受託者原則・基準,環境・社会配慮,ジェンダー政策等に則り事業を行うことが求められ,理事会での承認を得る必要があります。
 2018年5月現在,JICAを含む59機関が認証機関となっています。
 包括的認証取極(Accreditation Master Agreement: AMA)とは,認証機関として承認後,実際にGCF資金を用いて案件を実施するために必要な取極であり,資金供与に係る各種条件,案件の規模,実施,調達,記録,報告等に関する取極,認証機関に対する手数料,コンプライアンス,守秘義務等の内容が含まれます。


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