気候変動

平成29年1月18日

 今般、外務省は、気候変動が安全保障に与える影響についての議論を目的とした円卓セミナーを開催いたします。

 このG7作業部会は本来は政府関係者だけの会合となっていますが、気候変動と安全保障の関係につきより多くの方々に関心を持って頂くために、今回会合の一部を公開いたします。

(注)一般参加の募集は締め切っております。ご了承ください。

背景

 気候変動と脆弱性が国際安全保障に与える影響については、2013年当時のG7議長国である英国主導のもと専門家会合が開催されて以来、G7で作業を重ねてまいりました。日本が議長国である本年4月に開催された、G7広島外相会合においては,本作業を今後少なくとも2年間継続することが決定されるなど、更なる活発な議論が求められています。

 今回のセミナーは、本分野で著名な専門家の方々にお集まり願い、専門的な観点から気候変動と脆弱性に関する知見を官民間で共有し、今後のG7各国の政策立案に資することを目的としています。

開催詳細

日時:2017年1月19日(木曜日)9時30分受付開始
会場:外務省(〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1)
言語:英語(通訳無し)
傍聴可能なセッション:

10:00~10:50 オープニングセッション
冒頭挨拶 滝沢求外務大臣政務官
「G7外相によるコミットメントおよびG7作業部会の進捗の概要について」石垣友明G7作業部会議長
基調講演 「国際政治および国際安全保障への気候変動と脆弱性の影響について」 藤原帰一教授(東京大学)
「G7気候変動と脆弱性に関する調査報告について」 Alexander Carius氏(adelphi・ファンディングディレクター)
10:50~11:50 セッション1
プレゼンテーション1 「国家安全保障への気候変動と脆弱性の影響について」 Shiloh Fetzek氏(The Center for Climate and Security・国際情勢シニアフェロー)
プレゼンテーション2 「国連安全保障理事会および気候変動に関する安全保障リスクの統合について」 Malin Mobjork氏(Stockholm International Peace Research Institute・上席研究員)
15:30~16:20 パネルセッション(午後のセッションのまとめ及びパネリストとのディスカッション)
パネリスト:「移民および開発等への気候変動の影響に関する国連の広報のあり方について」 根本かおる氏(国連広報センター所長)
「ドナー国や援助対象国に建設的な結果をもたらすための開発援助機関による気候変動と脆弱性に関する問題を取り入れた開発の仕方ついて」 Patrick Safran氏(アジア開発銀行・首席業務企画専門官)
「気候変動と脆弱性に関する啓発活動および公共機関・民間機関の対応指針に関する科学機関・研究機関の役割について」 亀山康子氏(国立環境研究所社会環境システム研究センター・副センター長)
「政府を代表し,政策におけるリスク・ガバナンスの強化の検討について」石垣友明G7作業部会議長

傍聴可能セッション司会・モデレーター: ラジブ・ショウ氏(公財)地球環境戦略研究機関(IGES)シニアフェロー

(注)セッション1の後は一度省外にご退出いただき、午後再度ご入場をお願いすることになりますことを予めご了承ください。
(注)会議プログラム,講演者のプロフィール等の資料はPDF(248KB)別ウィンドウで開くを参照ください

参考サイト



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