気候変動
エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム(MEF)閣僚級会合
平成28年11月29日
11月16日午前,モロッコ・マラケシュにおいて,国連気候変動枠組条約第22回締約国会議(COP22)の開催に合わせ,エネルギーと気候に関する主要経済国フォーラム(MEF)閣僚級会合が開催されたところ,概要以下のとおり。
1 参加国
世界の温室効果ガス(GHG)排出の大部分を占める主要経済国(16の国と機関:日,米(議長),英,仏(COP21議長国),独,伊,加,中,印,インドネシア,韓,豪,メキシコ,南ア,伯,EU)及びモロッコ(COP22議長国)などのオブザーバーが参加した。
ケリー米国務長官,ハード英気候変動・産業担当大臣,ロワイヤル仏環境・エネルギー・海洋大臣,ヘンドリクス独環境大臣,マッケナ加環境・気候変動大臣,解振華・中国家発展改革委副主任,カニェテEU気候行動・エネルギー担当委員などの閣僚級が顔をそろえ,我が国からは,山本環境大臣が参加した(伊,韓,メキシコ,モロッコからは事務レベルの参加)。
2 概要
今回の閣僚級会合では,これまで気候変動対策の分野において主要経済国が果たしてきた役割を今後いかにして持続していくかについて意見交換が行われた。
山本環境大臣は,今後とも各種対話の機会を通じて,全ての国と前向きな連携を継続し,気候変動分野で力強いメッセージを出せるよう協力していきたい旨述べた。
また,多くの出席者が,これまでMEFが果たしてきた役割を評価すると共に,引き続きパリ協定の実施にコミットすること,また,再生可能エネルギー関連ビジネスの拡大など民間セクターを含めた気候変動対策に係る世界的な潮流は後戻りできないことなどについて述べた。その上で,各国間で気候変動問題について連携していくことを確認した。