気候変動
緑の気候基金(GCF)の三菱東京UFJ銀行との包括的認証取極の署名
平成30年3月28日
- 3月23日,緑の気候基金(GCF)は,東京にてGCFの認証機関となっている三菱東京UFJ銀行との間で包括的認証取極(Accreditation Master Agreement: AMA)に署名しました。この機会を捉え,ハワード・バムジーGCF事務局長が訪日し,署名しました。
- 今回の署名により,三菱東京UFJ銀行は,途上国の気候変動対策支援事業の実施のためのGCFへの資金アクセスが認められることになり,今後,我が国の民間機関によるGCFを活用した支援も一層進むことが期待されます。
- 気候変動問題は国際社会全体による取り組みが必要であり,パリ協定においても,各国政府だけでなく,企業や自治体等の様々な担い手の果たす役割の重要性が言及されています。今回のバムジー事務局長の訪日は,気候変動分野における日本に対するGCFの高い期待の表れであり,我が国は今回の署名を歓迎するとともに引き続きGCFと協力していきます。
【参考】
認証機関(Accredited Entity:AE)とは,GCFへの資金のアクセスを認められた国及び準国家の機関・国際機関・地域機関・民間機関のことを指します。公共・民間のあらゆる機関が認証機関の申請を行うことが可能であり,認証機関の性質によって,ダイレクト・アクセス機関(国及び準国家の機関・地域機関),インターナショナル・アクセス機関(国際機関・地域機関・民間機関)に大別されます。
認証機関となるためには,GCFの受託者原則・基準,環境・社会配慮,ジェンダー政策等に則り事業を行うことが求められ,理事会での承認を得る必要があります。
2018年3月現在,日本の国際協力機構(JICA)を含む59機関が認証機関となっています。