気候変動

令和8年4月2日

1 国が決定する貢献(NDC: Nationally Determined Contribution

  • パリ協定(2015年12月採択、2016年11月発効)では、全ての締約国が温室効果ガスの排出削減目標を「国が決定する貢献(NDC)」として5年毎に提出・更新する義務があります(パリ協定第4条2並びにCOP21決定(決定1/CP.21パラグラフ23及び24)。
  • 2021年4月22日に地球温暖化対策推進本部の決定を踏まえ、米国主催気候サミット(オンライン開催)において、2050年ネット・ゼロ(下記2参照)と整合的で野心的な目標として、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指すこと、さらに50%の高みに向け挑戦を続けることを表明しました。その後、2021年10月22日に地球温暖化対策推進本部において2030年度の削減目標を反映したNDC(PDF)別ウィンドウで開くを決定し、国連気候変動枠組条約事務局へ提出しました。
  • さらに、我が国は、2025年2月18日に、1.5℃目標に整合的で野心的な目標として、2035年度、2040年度において、温室効果ガスを2013年度からそれぞれ60%、73%削減することを目指すことを閣議決定し、同日、2035年度及び2040年度NDC(PDF)別ウィンドウで開くとして、国連気候変動枠組条約事務局に提出しました。

2 パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略

  • パリ協定において、各国は、NDCとは別に、長期的な温室効果ガスの低排出型の発展のための戦略を作成し、通報するよう努力すべきとされています(パリ協定第4条19)。
  • 菅総理大臣(当時)は、2020年10月26日、所信表明演説において、「我が国は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。その後、2021年10月22日に2050年カーボンニュートラルに向けた基本的な考え方等を示す「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略(PDF)別ウィンドウで開く」を閣議決定し、国連気候変動枠組条約事務局へ提出しました。

3 G20各国の2030年・2035年目標

国・地域 2030年目標 2035年目標
[同目標のNDC提出状況]
2050ネット・ゼロ表明状況
日本 -46%(2013年度比)(さらに、50%の高みに向け、挑戦を続けていく) 2035年度-60%(2013年比)
(2040年度-73%(2013年比))
表明済
英国 -68%以上(1990年比) -81%(1990年比) 表明済
カナダ -40~-45%(2005年比) -45~-50%(2005年比) 表明済
豪州 -43%(2005年比) -62~70%(2005年比) 表明済
米国 パリ協定締約国ではない。
韓国 -40%(2018年比) -53~61%(2018年比) 表明済
ロシア 1990年排出量の70%(-30%) -65~67%(1990年比) 2060年ネット・ゼロ
EU -55%以上(1990年比) -66.25~72.5%(1990年比) 表明済
アルゼンチン 排出上限を年間3.59億トン NDC未提出 表明済
インド GDP当たり排出量を-45%(2005年比) NDC未提出 2070年ネット・ゼロ
インドネシア -31.89%(BAU比)(無条件)
-43.2%(BAU比)(条件付)
経済成長率のシナリオに合わせ、削減目標を設定 2060年ネット・ゼロ
サウジアラビア 2.78億トン削減(2019年比) 削減割合・量不明 2060年ネット・ゼロ
中国 (1)CO2排出量のピークを2030年より前に
(2)GDP当たりCO2排出量を-65%以上(2005年比)
-7~10%(ピークレベル比) CO2排出を2060年までにネット・ゼロ
トルコ 最大-41%(2012年BAU比) 2035年の排出量を6.4億トン以下に
(-4.66億トン(BAU比))
2053年ネット・ゼロ
ブラジル -53.1%(2005年比) -59~-67%(2005年比) 表明済
南アフリカ 2026年~2030年の排出量を3.5~4.2億トンに 2035年までに年間排出量を3.2~3.8億トン 表明済
メキシコ -35%(BAU比)(無条件)
-40%(BAU比)(条件付)
2035年の排出量を3.64~4.04億トンに 表明済
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