国連外交
平等な未来パートナーシップ会合(概要)
平成25年9月23日
1.岸田文雄外務大臣は,9月23日(月曜日)午後1時(ニューヨーク時間)から約1時間,「平等な未来パートナーシップ会合」に参加しました。同会合には,主催者である米国よりケリー国務長官及びジャレット大統領上級顧問が出席したほか,イタリア,オランダ,バングラデシュの外相をはじめとする各国からの代表に加え,世銀やUNWomenなどの国際機関やNGO,民間企業から約125名が参加しました。
2.冒頭,ケリー長官より,本パートナーシップが,各国における女性の経済的機会の増大及び政治的参画の拡大を支援することを目的とし米国が打ち出したイニシアティブであり,これまで20数カ国が参加を表明してきたことが説明されました。続いて,今回新たにメンバーとなった我が国,イタリア及びメキシコを含む各国代表が発言を行い,それぞれの国における取組を紹介し,今後も女性の経済・政治分野での参画の拡大に取り組んでいくことを確認しました。その後、世銀のキム総裁等が発言しました。
3.岸田大臣は発言の中で,我が国が新たに本件パートナーシップに加入することを表明し,女性が一層輝く社会を実現するために取り組む3つのコミットメントとして,(1)仕事と子育てを両立できる環境整備,(2)女性の活躍推進や右の支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与,(3)指導的地位に占める女性の割合の増加を紹介しました。安倍政権下で本年6月に閣議決定された「日本再興戦略」にも女性の活躍推進のための環境整備への言及がされるなか,我が国が女性をめぐる問題を重視している姿勢を国際的にも示しました。ケリー長官より、日本の参加を歓迎するとの発言がありました。