ODAとは? 国際協力とNGO(非政府組織)

平成20年度
第1回NGO相談員連絡会議

※NGO:非政府組織(Non-Governmental Organizations

 7月10日及び11日、全国17団体のNGO相談員17名が外務省に集まり、本年度第1回のNGO相談員連絡会議が開催されました。
 会議では外務省のNGO支援策等について理解を深めるとともに、本制度の個別相談業務、出張サービス及び広報等が適切かつ効果的に運用されることを目指し、今までに蓄積されてきたNGO相談員の経験、知識及び問題意識を本会議で共有することによって、今後の業務の質的向上を図りました。
 2日間開催された会議の1日目には、グループディスカッションを含めることで協議の内容を充実させ、活発な意見交換がなされました。これによって、17団体間及び、各団体と外務省との連携を強めることができました。また、今後業務を行う上で有意義な提案が数多くありました。

 2日目の会議では、省内及び外部の講師をお招きしてNGOとしての組織強化及び今後の相談員の応対能力向上に役立つ以下の講演を開きました。

(1) 日本のODA制度、実績、直面する問題
(2) NGOのアカウンタビリティと広報のあり方
(3) JICA-NGO連携の現状について

  • (写真)グループディスカッション発表の模様
  • (写真)グループディスカッション発表の模様
  • (写真)グループディスカッション発表の模様
  • (写真:グループディスカッション発表の模様)


平成20年度
第2回NGO相談員連絡会議
~地方開催・今年は山形県にて開催~

※NGO:非政府組織(Non-Governmental Organizations

 10月30日及び31日、本年度2回目のNGO相談員連絡会議が開催されました。本連絡会議は、NGO相談員間のネットワーク強化を図ると共に、日頃、業務を行う中で問題となるテーマについて議論を行い、NGO相談員業務の質的向上を図るほか、今後の制度改善に努めることを主な目的としています。今回は、平成17年度の沖縄県、平成18年度の愛媛県に続いて、3回目の地方開催会議となり、特定非営利活動法人 国際ボランティアセンター山形(IVY)に会議の協力を得て、山形県にて開催しました。
 また、今回の会議では、特に地方における国際協力及びNGO活動の実情を把握し、地方における市民社会の活性化を目指して議論が交わされました。初日には、東北地方のJICA、NGO、教員・学生等、国際協力の関係者も交え、国内の組織母胎及び海外活動のステップアップの方法、開発教育の実施方法等について分科会を実施しました。また、初日終了後、これら東北地方の参加者も交えた懇親会が催され、山形県の風土料理を味わいながら、活発な意見交換が行われました。
 2日目には、NGO相談員が3つのグループに分かれ、前日の地域会議を振り返り、NGO相談員として地域でどのような活動ができるか、改めて確認しました。また、日頃の相談員業務の問題点だけでなく、相談応対、広報、出張サービス等で成果手応えのあった事例を共有し、次年度のNGO相談員制度にむけての改善点等を検討しました。

<今回の会議の準備・運営を行った特定非営利活動法人 国際ボランティアセンター山形のコメント>

 1日目の地域会議は、外務省や全国のNGO相談員はじめ、平日にも関わらず東北6県(青森県、岩手県、秋田県、山形県、宮城県、福島県)の国際協力関係者や学生が集い、夜遅くまで熱く語り合う姿が印象的でした。
 東北は団体や活動者の数も少なく、地理的に孤立しており、他から触発される機会に乏しい環境です。ユニークな事例がある反面、「これでいい」という停滞や自己満足に陥りがちです。しかし、今回の会議で「外の空気に触れて、展望が開けた」という団体代表者。学生からは、「活発に発言する他大学の学生を見て、自分も頑張ろうという気になった」などの感想が聞かれました。この会議が『東北の学生ネットワーク元年』になりそうな予感がしています。

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  • (写真:会議の様子)

過去の連絡会議

 ○平成19年度 ○平成18年度 ○平成17年度