ODAとは? ODA改革

カナナスキスG8サミット
(開発関連部分の結果概要)

(資料4)

平成14年7月

1.アフリカ諸国に対する開発援助の量の目安

  • 以下の内容が議長サマリー、G8アフリカ行動計画に言及。
    「モンテレーにおいて表明された我々の新たな開発援助の内、総額で半分又はそれ以上が、公正な統治を行い、自国民に投資し、経済的自由を促進するアフリカ諸国に対して向けられうると我々は考える。」

  • 「モンテレー(本年の開発資金国際会議)において表明された我々の新たな開発援助」は年間約120億米ドル(米の50億ドル及びEUの70億米ドル)。我が国は、モンテレーにおいては新規ODAの表明は行っておらず、我が国のODAを拘束するものではないというのがG8間の共通理解


2.援助の選択的実施

  • アフリカのための新パートナーシップ(NEPAD)」の目的を支援するため、良い統治、経済成長及び貧困削減に向けた政策の追求などを約束するアフリカ諸国に対しG8各国が支援を強化するという、「援助の選択的実施」が合意
    → 議長サマリー、G8アフリカ行動計画

  • ただし、具体的な支援強化対象国及び支援内容は、G8各国がそれぞれの基準に基づいて個別に決定することとなっている


3.債務問題

  • 拡大HIPCイニシアティブにおいて最大10億米ドルの資金不足が生じうることを認識し、G8の負担分を拠出することが決定
    → 議長サマリー、G8アフリカ行動計画

  • なお、中進国への債務救済等、現行の債務救済プロセスの拡大については本年は扱われなかった


4.教育

  • 開発途上国の初等教育普遍化及び女子の教育への機会均等に関し、我々の二国間援助を相当程度増加させることに合意
    → 議長サマリー、G8アフリカ行動計画、万人のための教育への新たな焦点

  • その他「万人のための教育への新たな焦点」の中で、「セクター・ワイド・アプローチの重要性、「援助手続きの調和化」、「資金のプール化及び財政支援の留意」、「世銀が最近公表した「ファースト・トラック」国のリストの考慮」、に言及。


5.ポリオ

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