付録 III:参加国代表のプロフィール
インド ヴィヴェック・メホートラ 大蔵省 経済局 局長 政治学と経済学の修士号を取得。1974年からインド行政サービス(IAS)のメンバー。ハリヤナ州政府漁業庁長官、売上税裁定所(2002年)を経て現職。 インドネシア ベニー・スティアワン 国家開発企画庁(BAPPENAS) モニタリング評価担当局 局長 1991年、政策経済学修士号を取得し、イリノイ大学を卒業。政治・防衛・安全保障局長を経て現職。 韓国 ヨンドク・イ KOICA 産業評価チーム長 国際貿易の修士号を取得。1991年に韓国国際協力団(KOICA)に入り、1995年に研究調査部長。2002年に経営情報サービス・チーム長となり、翌年には訓練部チームIIのチーム長に就任。 カンボジア ヤナラ・チェン カンボジア開発評議会 事務局長 1988年に経済学博士号を取得。経済学と経営学の修士号も持つ。1988年、計画省長官に就任。1993年にカンボジア開発協議会に入り、現職に至る。 シンガポール チー・ウィー・スティーブン・パン 在京シンガポール大使館 一等書記官 東京大学卒業後、翌1999年に外務省入省した。2002年から東京のシンガポール大使館で一等書記官を務める。 スリランカ ジャヤマハ・ヒタミラゲ・ジャヤティラカ・ジャヤマハ 政策開発・実施省 外国援助局 次長 1981年、政策開発・実施省に入省。1986年にグラスゴー大学で経済開発の修士号を取得。1997年に日本課長となり、2001年からは外国援助局次長を兼任。西側諸国、欧州連合ほか、ヨーロッパの国際機関からのODAを担当。 タイ プラダップ・ピブンソンクラーム 外務省 技術経済協力局 局長 ニュージーランドのオークランド大学を卒業後、1973年に外務省入省。入省後初の勤務地はカイロ。1996年に駐ハンガリー大使となり、その後、駐クロアチア大使も務めた。他にASEAN局、情報局、経済局の局長を歴任。 中国 康 炳建 商務部 国際経貿関係司 副処長 中国の南海大学経済学大学院を卒業後、商務部人事司に入省。2003年には、貿易開発局での数カ月の勤務を経て、国際経貿関係司に異動。 ネパール マダブ・プラサド・ギミレ 大蔵省 外国援助調整局 局長 1992年、資源政策で博士号を取得。1997年から2001年にかけて、国家計画委員会(事務局長)、人口環境省、自治省、大蔵省(2001年)を経て2003年から現職。 パキスタン ムハマッド・アシフ・シェイク 計画省 公共投資プログラム担当局 局長 パキスタンで経済学、米国で開発経済の修士号を取得。1970年、経済課の研究員としてキャリアをスタート。2001年から2002年まで商務省で局次長を務めた。 バングラデシュ ムハマッド・イスマイル・ジャビウラ 大蔵省 経済関係局 次官補 法学士号、英語学修士号を取得。ファリドプール市副市長、通信相私設秘書などを経て現職。 フィリピン アウグスト・サントス 国家経済開発庁 次官 1978年、経営学修士号を取得しフィリピン大学を卒業。1988年、国家経済開発庁の経済開発専門主席補佐官となり、その後、局長、次官補を経て、2000年から現職。 フランス ダニエル・カメルガーン 経済財政産業省 国庫局 開発評価室 室長 パリのソルボンヌ大学と、HEC経営大学院を卒業。1980年以降、フランス開発局(AFD)に勤務。経済財政産業省国庫局開発評価室長も兼任。 ブルネイ シェイク・ファディラ 外務省 多国間経済局 次長 1988年、イングランドのイースト・アングリア大学で開発研究の優等学士号を取得。2002年から外務省多国間経済局次長を務める。 ベトナム マイン・クオン・トラン 計画投資省 対外経済関係局 国際財務制度課長 インドのルールキー大学で水力工学の修士号を取得。1979年から1993年までハノイ水資源大学で教鞭を執った後、1993年に計画投資省に入省。 マレーシア パトリシア・チア 経済企画院 対外援助部 部長 1985年にバンダービルト大学を卒業。1989年に首相府経済企画院に入り、現職に至る。 ミャンマー タン・タン・リン 国家計画・経済開発省 対外経済関係局 課長補佐 経済学修士号を取得。1983年に国家計画・経済開発省に入省、2001年から課長補佐を務める。 モンゴル スブド・バダルチ 外務省 政策計画情報評価局 局長 モスクワの外交アカデミーを修了後、1972年に外務省入省。1991年から1994年まで、在モスクワのモンゴル大使館で一等書記官を務めた。他にも外務省内で様々なポストを歴任。 ラオス ブントゥアン・ムアンラシー 外務省 国際協力局 局長 経済学の修士号と博士号を取得。投資協力委員会メンバー(1990~2003年)を経て現職。 アジア開発銀行(ADB) グラハム・ウォルター 業務評価局 課長 英国のサセックス大学で開発経済の修士号を取得。1981年にアジア開発銀行に入行、要職を歴任。業務評価局(1997年)を経て現職。 世界銀行(World Bank) アジェイ・チバー 業務評価局 課長 1976年、デリー経済学部で修士号を取得して卒業。1983年にはスタンフォード大学で博士号取得。その後、世界銀行に入行、1986年版及び1997年版の世界開発報告作成にたずさわるなど、調査、政策、運営分野の様々なポジションに就いた。2003年から現職。 国際通貨基金(IMF) サイカ・キン アジア太平洋地域事務所 プログラムオフィサー 2000年に千葉大学を卒業。東京の政策研究大学院大学で国際開発研究の修士号を取得。2003年から現職。 経済協力開発機構(OECD/DAC) ハンス・ルンドグレン 開発協力局 審査評価課 評価担当主任 経済協力開発機構(OECD)開発協力局審査評価課評価担当主任、及び開発評価に関する開発援助委員会(DAC)ネットワークのコーディネーター。1987年にOECD・DACに入った。それ以前は、国連開発計画(UNDP)の西アフリカ事務所で現場業務に携わり、国連教育科学文化機関(UNESCO)本部でスカンジナビア信託基金の運用を担当。スウェーデンのイェーテボリ大学で経営学修士号を、また、ベルギーの欧州大学大学院で国際関係の、スイス、ジュネーブの国際研究大学院で国際経済学の学位をそれぞれ取得。 国際連合開発計画(UNDP) ファザイ・グワラジンバ 評価室 評価アドバイザー 1979年、公務・国際研究で修士号を取得しオレゴン大学を卒業。1992年には、ジョンズ・ホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際研究大学院で国際関係学博士号を取得。最初の職はジンバブウェ外務省の書記官補。その後数年間、国連コソボ暫定行政ミッションなど、国連の諸機関を経て2001年から現職。 国際連合児童基金(UNICEF) ジャン・ケネル 評価室 室長 現在、国連児童基金(UNICEF)評価室長を務めると共に、評価基準・手続きに関する国連機関間作業部会の調整を行っている。UNICEFの前はカナダの国際開発庁(CIDA)に長年勤め、業績考査部長など様々な職を歴任。文学、哲学、企業経営・行政、プロジェクト管理で学位を取得。 日本 廣野 良吉 成蹊大学 名誉教授 ODA評価東京ワークショップ議長 1959年、シカゴ大学で経済学修士号を取得。1955年から1960年まで米国務省の翻訳者を務め、キャリアのスタートを切った。1961年から1996年にかけて、成蹊大学で教鞭を執りながら、外国の大学や国際機関でキャリアを積む。1969~1970年と1972~1973年にアジア開発銀行顧問、1987~1989年に国連開発計画(UNDP)の評価課長、1989~1996年にオーストラリア国立大学開発研究所顧問。UNDPの政策企画評価課、外務省ODAラウンドテーブル会議及び外務省援助評価検討部会のメンバー。国際開発学会と地球・人間環境フォーラムの理事も務めている。1931年生まれ。 古田 肇 外務省 経済協力局 局長 1971年、東京大学で法学士号を取得し、通商産業省に入省。1974年にフランス国立行政学院(ENA)に留学。キャリアを通じて、JETROニューヨーク事務所産業調査員、首相秘書官など、多数の重要なポジションを務め、1996年に通産省大臣官房会計課長となった。1998年から2000年には局長として、経済協力と国際通商政策を担当した。2002年から現職。1947年生まれ。 牟田 博光 東京工業大学 教授 教育学を専攻し、東京大学で1971年に学士号、1973年に修士号を取得。1990年には東京工業大学で博士号を取得。文部省研究所研究員からキャリアをスタート。その後、1980年にはスタンフォード大学、1981年にはハーバード大学など様々な大学で研究員を務めた。1985年から1990年までは東京工業大学で教鞭を執った。1996年から東京工業大学大学院社会理工学研究科教授として現在に至る。また、教育技術研究開発センター所長も務める。更に、アメリカ教育研究学会、国際遠隔教育協会などに所属。1946年生まれ。 広瀬 哲樹 外務省 経済協力局 審議官 1975年に同志社大学大学院経済学研究科を卒業し、経済学修士号を取得。同年、経済企画庁に入庁。1980年から1982年までプリンストン大学大学院の経済学科で研究。1985年、国土庁計画・調整局総務課の課長補佐に任命される。その後、1986年から経済企画庁で様々な上級職に就く。また、世界平和研究所(IIPS)の主席研究員(1991年)、オックスフォード大学セントアンソニー・カレッジのシニア・アソシエート・フェローも務める。2003年7月から現職。1948年生まれ。 富本 幾文 JICA 企画評価部 次長 1974年、早稲田大学教育学部を卒業し、社会科学修士号を取得。その後1979年にウィスコンシン大学マディソン校で大学院課程を修了、公共政策・行政修士号を取得。1974年、国際協力事業団(JICA)の前身である海外技術協力事業団(OTCA)に入り、現在に至る。JICAでの勤務地はタイ、米国、オーストラリア事務所など。2002年3月から現職。1950年生まれ。 松澤 猛男 JBIC プロジェクト開発部 次長 東京大学経済学部を卒業し、経済学士号を取得。同年、現国際協力銀行(JBIC)の前身である海外経済協力基金(OECF)に入った。1979年からOECF/JBICで働き、タイ、バングラデシュなど海外でも勤務。OECF時代の1988年から1991年まで、東京銀行のプロジェクト・ファイナンス部に出向。 2001年6月から現職。1956年生まれ。 和田 充広 外務省 経済協力局 調査計画課 課長 東京大学法学部を1983年に卒業し、同年外務省入省。1987年にはカリフォルニア大学バークレー校で、アジア研究修士号を取得。1983年以降、総務庁(現総務省)ほか、中国、ジュネーブ、インドネシアの在外公館にも勤務した。2003年9月から現職。1960年生まれ。 |