The 10th ODA Evaluation Workshop
平成23年2月24日, 25日
ハノイ(ベトナム)
日本国外務省,ベトナム計画投資省,独立行政法人国際協力機構(JICA)
アジア・大洋州地域22か国及び3国際機関から約50名が参加。
湊直信外務省国際協力局評価・広報室長(日本)
カオ・マン・クオン計画投資省対外経済局次長(ベトナム)
(1)ODA評価の手法やODA評価に関わる課題について,アジア・大洋州地域における理解を増進し,評価能力を向上させること。
(2)ODA評価能力の向上を通じて,ドナー国側の援助効率化のみならず,パートナー国側のオーナーシップ・透明性の向上を目指すこと。
(3)ODA評価における日本のリーダーシップを発揮し,アジア大洋州地域における日本のプレゼンスを高めること。
日本とパートナー国(被援助国)による合同評価の事例発表に続いて,被援助国の評価能力構築に向けた各国及び国際機関による具体的な取り組みにつき,全参加者が活発に発言を行い,ベスト・プラクティスや課題を共有することができた。また,援助効果の向上に関するパリ宣言の評価の現状やアジア・大洋州地域内の評価ネットワーク構築の動向などの重要な国際的な取り組みについて情報を共有し,より良い評価を通じた援助効果の向上に向けて引き続き協力していくことを確認した。
会議終了後に実施した参加者アンケートでは,9割近くの回答者から,本件ワークショップが非常に有効であったとし,ベトナムとの共催国である日本への感謝を述べる回答が多く寄せられた。具体的には「ワークショップの成果を自国の関係機関と共有して今後の開発計画と評価計画を検討したい」,「自国で国レベルの評価システムを確立させたい」,「自国の評価学会育成と域内ネットワーク構築に協力したい」等の前向きな回答を得た。
(写真集,共同議長サマリー,議事録,参加者リスト,日程表)